サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 595
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044743024

感想・レビュー・書評

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  • 評価:☆3

    サクラダリセット第二弾。

    1巻では淡白に物語が進みすぎてたので、どうなるかなーと思ったけど2巻でも相変わらずでした。
    そりゃまぁ主要な登場人物は変わらないんだから当たり前っちゃ当たり前なんだけどね。

    能力を駆使した駆け引きというか作戦的なものは「おぉ良く出来てるなぁ」と思うしそこは良いんだけど、やっぱりキャラに”熱”が足りないんだよ。
    だから何が起ころうが「ふーん、ああそう」みたいな感じになっちゃう。

    主人公のケイとヒロインの春崎のどちらも冷静すぎるというか何考えてるのか分からないというか・・・。
    ケイに至ってはあとがきで著者自身が「何を考えているんだかいまいちよく分からない男の子」って言っちゃってるからね。それってどーなのよ(笑)
    とにかく感情移入出来ないんだな。それが自分に合わないんだと思う。

    話としては1巻よりは面白かったと思うけど、400ページもあって読むの辛かったんで☆は3で。
    残りも読まなきゃ(使命感)

  •  1巻はこんなもんか、という程度だった。しかし、2巻まできて、これは期待出来るかもしれないと感じる。1巻からの続きというよりは、上に折り重なるようにしっかりとかみ合っている。

  • 魔女の脱出方法や岡絵里の能力の回避方法など予想外のところが今回も多かった。
    前巻で謎だった少女の名前も判明。次巻あたりから登場しそうな感じ。

    面白かったー。

  • 「貴方は、貴方の未来を知りたい?」
    能力者が集う街、咲良田。記憶保持の能力を持つ少年・浅井ケイと「リセット」能力を持つ少女・春崎美空は、管理局の要人に呼び出される。名前を持たず、「魔女」と名乗るその初老の女性は、30年近く隔離され、窓一つない部屋に住んでいた。彼女の能力は、未来を見ること。その役割は、咲良田の未来を監視すること。そして魔女は、自身の死期が近いことを知っていた――。待望の第2弾!!

  • 語感のセンスがいいのかな。妙に耳馴染みがいいお話。

  • 今回は、なんか色々大変だったなーという巻。
    一時的でもリセットが消えたのは驚いたけど、基本障害がなくこの話は進む。
    個人的には、絵里ちゃんがどうなったか気になるなーと思った。
    誰もが、何かに捕らわれてるっていうのが、ちょっと印象的。
    続きが気になるなー。

  • 「『過去』を忘れない少年と『未来』を見ることができる魔女」
    こういうわかりやすい対比は好きだ。

  • 前巻よりも物語の世界を広げながら散らかりすぎないように綺麗に纏めてられている。登場人物紹介にイラストを載せられておきながらほとんど名前だけの登場となった非通知くんといつになったらちゃんと顔をみせるのか中野智樹、イラストすらない野ノ尾盛夏など、わざわざ描写する必要があったのだろうかと思わないでもない。ちゃんと全員を物語に関わらせようとする姿勢が好きな人もいるだろうケドただでさえ視点や時間が飛ぶ作品形態なので個人的には巻ごとの登場人物だけで進めてほしい。前巻同様能力の多様な使い方には満足。

  • 前作でよくわかんなかったところが徐々に明らかになっていく感じ。

    内容は濃いのに、さっぱり読めるところがいい。



    …なのに、どうして後書きはあんなに面白いんでしょう。

  • やっぱりこの独特の世界観が好き。
    タイムリープに飽きを感じないし、複雑な時系列ながら難しさを感じさせない作りで非常に読みやすい作品。
    ライトノベルくささ(?)を感じさせない所もとっつきやすくていいのかも。

    魔女と老人、ケイと赤目の少女。
    個々のキャラの心情がよく伝わってきて、1巻からの登場キャラにはより厚みが増した気がします。
    そして少しずつ明らかになっていくケイの過去。
    「野良猫のような少女」の話には毎回考えさせられます。
    世界の定義だとか、なるほどと頷いてしまった。

    次巻ではついに過去が明かされるそうなので早く読みたいとうずうずしてます。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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