いつか別れる。でもそれは今日ではない

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046020116

感想・レビュー・書評

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  • 真の人たらしに惚れていた時期に本書を読んだ。
    それはそれはとてつもなく刺さった。
    刺さりすぎて浴槽にぼちゃんと落としたくなった程だ。
    突き放したかと思えば、驚くほど見事に余白を残すくらい大きなシルクのように滑らかな肌触りの、いい匂いだしあたたかさすら感じる何かで包み込んでくる。
    この人自身が人たらしなのか
    人たらしにやり込められたくちなのか
    男なのか
    女なのか
    蜃気楼のようなひとが書いている本だなあと思った。
    軸がぶれないのでとても読みやすかった。
    そこかしこに名文があったけど
    すぐ感想を書かなかったので忘れてしまった。
    忘れたということは、また読めるということ。

    スクショしてたページがあった
    よほど刺さったのだと思うので引用しておく

    ――――好きだと言えないから、会いたいと言うだろうし、会いたいと言えないから、飲みたいと言うのかもしれない。飲みたいとすら言えなければ、もうどうでもいい話しかできないだろう。どうでもいい話はどうでもいい話で、純正の告白だと思う。――――

  • やっぱりFさんの作品は読みやすい。
    題名にもある、「いつか別れる。でもそれは今日ではない」 この言葉が1番自分の中で響いた。
    恋愛は 常に相手のことを好きな状態 というわけではなくて、お互いに片想いがあるだけ。だからといって悲観的になる必要はなくて、「いつか別れる。(死別を含む)でもそれは今日ではない」と思いながら恋人との日々を歩んでいくのだ。なぜかこれを読んで、気持ちがスッキリした。

  • 1回目は4年ほど前に読み、今回で2度目。
    4年前の当時、高校生だった私は大人の恋愛って面倒くさそうというのが読み終えた時の感想だった。現実と本で共通していることが少なすぎて理解できないことだらけだったのが印象的である。
    当時よりはちょっと大人な恋愛をしている現在、「あー、めっちゃわかるわ」と共感できることが多くあった。
    4年前の自分は今のような、言えば面倒くさい恋愛をしているとは思っていないし望んでいなかっただろうなと思う。
    こうしていつの間にか理想が壊れて、好きな自分が死んで、好きでも嫌いでもない人生を歩むのかなと思った。

  • 医学部分館2階書架 : 914.6/F : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410169194

  • 自分を見つめ直すのにいい本でした。なんか所々響く言葉があって、何回か読み直しました。

  • うーん、人気そうやったから読んだけど、別に普通やったなあ、偏見感

  • 何個か今の自分にとって面白い話があった

  • はっきり言うと20代で得た知見の方が、素晴らしく感じた。でももちろんこれも良い

  • 自分の今の心情にぴったり寄り添ってくれる言葉がたくさん並んでいて、救われた。ただ極論だなと感じる部分も多々あるから、自分が信じたい言葉だけを信じていたい。
    性別はそんなに関係ないけど、作者さんが男性と知って驚いた。

    "人は自分が救われた言葉でしか、人を救えない"

  • 自分の人生観を変えてくれる本。
    素敵な考え方だなと感じた。

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著者プロフィール

1989年11月生まれ。神戸出身、新宿在住。男。著作に『いつか別れる。でもそれは今日ではない』『真夜中乙女戦争』。

「2021年 『真夜中乙女戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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