じゃ、また世界のどこかで。

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046024169

感想・レビュー・書評

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  • 写真家近藤さんの世界一周旅の記録。
    旅の魅力が詰まりに詰まっているので、読み終わった時、自分も世界一周に!といかないまでも、旅行に行きたい気持ちが強くなる。

    その国では何気ない光景でも魅力溢れるものや、有名な観光名所に絶景、異国の人との交流の様子から旅の楽しさが伝わってくる。

    また、異国の知らない人の笑顔にとにかく元気がもらえる。
    人の笑顔がどれだけ魅力的かということもこの本には詰まっていた。

    でも楽しいばかりではなく、バイク事故で負傷し歯が折れたり、飛行機に3度乗り過ごしたり、全財産248円になったり、南京虫の餌食になったりと、絶望してしまうようなことも多々発生。
    それでも何だかんだ乗り越えてしまっているからびっくり。
    行動を起こしさえすればいくらでも道が開けるということを体現しており、そんな負に感じるような体験でも何とかできることを知ると、頭だけで考えていた海外へのハードルというものがとても低くなった。

    お金、時間、労力をかけて1年半にも及ぶ世界1周旅で得たものを、ほんの一部ではあるものの、見せてもらえることが出来るという、かなり贅沢な一冊だと思った。

  • 綺麗な写真とたくさんの笑顔。
    日常に埋もれる私達に元気と希望を与えてくれる、どこかそんな気がする本でした。
    貧乏な旅だけど、何とかやりくりして世界を旅する作者には脱帽です。
    私には到底成し得ない旅の内容で、写真を売ってお金を稼いだり、ボロいバイクで旅したり。
    特に感動したのは、ウユニ塩湖!
    行ってみたいですよね〜。

  • 写真のサイズは小さいものが多いけれど
    とても良い写真ばかり。
    おしゃれなだけの写真ではなくて、チェキをあげた時の笑顔の写真がとても良い。
    チェキをずっと大事にとっておく人もいれば、どこかになくしてしまう人もいるかもしれない。
    それでも、あげた瞬間は笑顔にできるのが素敵だと思う。

    ブログの文章も面白かった。
    写真を撮ってくれることになって女の子が慌てて手ぐしで髪を整えたり
    ヒッチハイクが通じなくてイェーイって返してくれたり
    誕生日だと聞いて小さなケーキを買ってきてくれたり
    そういう小さなエピソードも可愛い。

    絶景を感動的にするのはそれを見る「人」のドラマがあってこそ
    という言葉も良かった。
    一年半に思えない濃い内容の旅だと思う。
    それにしても飛行機乗り遅れ過ぎ。(笑)

  • とっても良かったです!
    ステキな写真集や近藤大真さんの言葉が添えられています。
    色んな世界中の人達の笑顔やひとつひとつの言葉が美しく心温まるステキな本に出会えて嬉しかったです!
    『じゃ、また世界のどこかで』ステキな言葉だなぁ✨

    旅をしてみたい!と思わせてくれる本
    そしてほっこり暖かな気持ちで元気や勇気をくれる本だと思います

  • やりたいことはやったらいい。
    何でもできる!
    勇気をもらえる本。

  • 旅に出たくなった。

  • 世界一周の旅の記録。著者が写真家なだけあって掲載されている写真がどれも本当に美しい。特に見開きで大きく載っているウユニ塩湖の写真は見る度に鳥肌が立つ。この景色の中に入りたい。

    文章は話し言葉で書かれていて読みやすい。彼女さんとのエピソードも素敵だし、旅の思い等を素直に書かれているところがとても良かった。

    「チェキを贈る事は大事な思い出、家族や友達と笑い合った証を贈るという事。」

    ずっと何となく旅したいな、と思っていたけれど、今は本気で世界一周をしてみたいと思う。いろんな人に出逢って様々な文化を知って、何より素晴らしい絶景を見に行きたいと思った。一度きりの人生、したい事をする。お金貯めよう。


    この本を読んで特に行きたいと思った国
    ミャンマー チャイティーヨー・パゴダ 
          世界で2番に高い鉄道橋
    ネパール ポカラ
    アイスランド
    南アフリカ ライオンズヘッド
    ボリビア ウユニ塩湖

  • 2018年12月15日に紹介されました!

  • ―楽しいことばかりじゃない―
    ―それでもえらぶかい?―
    ――そう言われているような気がした

    ワクワクって何だろう
    楽しいだけが ワクワクだろうか

    計画を立てて確実に行くのも
    無計画に踏み出すのも

    どちらも 覚悟と勇気が必要で
    ワクワクに身を投じるなら
    それなりのドキドキもあって

    そういうものかもしれないな
    と思った

    夢を追い求めること
    手にしたものがかけがえがないということ
    大切な理由がもう一つ増えること

    そのどれをとっても
    決して平坦な道ではなかったし
    辛いことも たくさんあったし

    でも どうせ辛いなら
    人から「やれ」と言われるよりも
    自分で選んで「やる」ほうがいい

    その方が 心が
    決めやすいように思うし
    そうでなければ 選ぶ意味がない気もするし

    結局は 何を選んでも
    そこにはたくさんの道があって

    色々あったけど
    それも含めて 楽しかったと締めくくるこの本は

    とても大事なことを
    教えてくれていると思った

    この手でも
    誰かに差し出せるものがあるということ
    それは とてもかけがえのないもの

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著者プロフィール

1992年、愛知県生まれ。20歳の時、写真好きの父の影響でカメラにハマる。大学3年時の夏休みに車で西日本一周しながら絶景を撮る旅へ。その旅で多くの人と出会い、人の笑顔を写真に撮る楽しさを知る。その感動が忘れられず、大学4年時に就職活動を放棄し、ヒッチハイクで日本一周しながら日本中の笑顔を撮る旅へ。大学卒業後は、株式会社ラブグラフでカメラマンとして活動しながら、2016年8月より世界中の笑顔を撮る旅へ。2018年2月、世界一周を終えて日本へ帰国。

「2018年 『じゃ、また世界のどこかで。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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