機動戦士ガンダムUC 1 ユニコーンの日(上) (角川コミックス・エース 189-1)

著者 :
  • 角川書店 (2007年9月26日発売)
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047139695

感想・レビュー・書評

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  • ここまで映画館上映だけで原作は読んでいなかったのだけど、さすがに詰め込みすぎでよく分からないところもあるので映画館上映を追い越さないところまで原作を読み始めることに決定。
    具体的な感想は下巻で。

  • アニメ化で話題を呼んでいる原作です。,アニメは尺が厳しいため、原作の細部の描写が省略されているのがよくわかります。,導入部、サイアムとラプラスの箱の邂逅が非常にページが割かれています。,

  • この本はずいぶん前に買っていたのですが、やっと読み始めることができました。
    なんだかんだ言っても宇宙世紀のガンダムはいいですね。この第1巻ではガンダムはちらっとしか出ませんが、それでもこの世界観は、なんだか安心できます。結構意外だったのはストーリーのそこここにコロニーの仕組みとか何とかがかなり詳しく説明されます。(作者なりの解釈なのでしょうが。)このへんはなかなか真面目で、SF小説じゃないか(^_^;)、なんて思ったりします。

  • 全10巻読了。これはファーストガンタム世代である福井晴敏による小説であって、ノベライズではないそうだ。一年戦争以前からの歴史を作り込んだ完全なガンダム世界、富野設定より拡大されている。う~む、考え直さねばなるまいな、二次創作の存在意義というものを。

  • 予備知識がないとなかなか難しい内容ですが、おもしろいです。読んだ後でアニメを見ると、あーあの場面て、こういうことだったのかと思うこと多々あり(^^;;

  • 「グッバイ、西暦(AD)。ハロー宇宙世紀(UC:ユニバーサル・センチュリー)――」

    UC0001年。大国は解体され、代わって地球連邦政府によって統治される時代。
    その地球軌道上の宇宙ステーションに置かれた大統領府〈ラプラス〉は、人類が西暦を捨て、宇宙世紀という未知への第一歩を踏み出したその瞬間に崩壊する。
    人類史初にして最悪の宇宙テロ「ラプラス事件」を引き起こしたテロ組織に工作員として雇われていた中東出身の貧しい少年・サイアムはその直後の混乱のためにたったひとり、〈ラプラス〉の破片と共に宇宙を漂っていた。
    そして、サイアムは億分の一の確立であった『ラプラスの箱』との接触を果たす。
    『箱』……それは重力、宗教、民族の軛を脱した人類が、新しい世紀の中で手に入れるはずだった新たなる契約の箱――。

    「ずれている」
    それは浮いているのとは違う、ここではないどこかに本当の自分の本当の在り処があって、心も体もそこからずれ続けているという感覚。
    UC0096年。
    母を亡くした後、顔も知らない“父”に誘われるまま、工業コロニー「インダストリアル7」のアナハイム工業専門学校に通うようになった16歳のバナージ。
    新しい生活の中でも薄れることのない「ずれ」に捕らわれ続ける彼は、ある時コロニーの近くを白い残像を引いて行過ぎるモビルスーツを目撃する。
    白馬を思わせる俊敏さ。印象に残る一本角。それはまるで伝説の神獣。可能性の獣とリルケによって詠われたあの――。

    そうして、すべてが始まった。


    『終戦のローレライ』『亡国のイージス』の福井晴敏が描く、宇宙世紀0096年が舞台となる宇宙世紀ガンダムシリーズの新作。

  • ファーストガンダムを見ていた全てのひとに。

  • 「シャアの反乱」が終結後。
    インダストリアル7の高専生バナージ・リンクスは一人の少女と出会う。
    その日見た白いMS、ビスト財団の屋敷で見たユニコーンのタペストリー。
    ずれている、と日常的に感じていたものがピタッとはまる瞬間を実感したバナージは謎の少女、オードリー・バーンに惹かれていく。

  • ☆$$面白くない。著者の売りの細かさが、逆に伝わらない。$$ファーストガンダムの少し後だし、思いいれもないしでつまらない。

  • ・まだなーんも始まらない。OVAの1巻の途中まで。退屈。でも上手にガンダムやってるのはすごく認める。あと、1年戦争から16年経った世界として矛盾を無くそうとさりげなく頑張ってる点は評価できる。でもUC1年ってミノフスキー粒子が発見された年って設定じゃなかった?

  • 今更ながらに、ようやく読みました。細かな描写は流石本職と言ったところです。SF小説はこうでなければね。まだプロローグというところで話が始まったばかり。今後の展開に期待します。
    過去の小説版ガンダムも本職に書いてもらった方が良かったんだなと、理解した本でした。

  • 如月行、、ではないよな、バナージ。一巻ではまだプロローグ。

  • 福井晴敏版ガンダム第2弾。(第1弾はターンエー?)

    やっぱり
    暗い過去を持つヒーローと
    何かを背負うヒロインと
    自らの罪を自覚しながら生きているオヤヂ
    といった福井的要素が入ってる。
    いつもと一緒といえば一緒。

    けど、地球とスペースノイドのイデオロギーに
    焦点があたってるので本格的な仮想歴史小説としてもおもしろい。
    ユニコーンの変形第3段階とかベタなネタが出てこないことを祈る。

    つーか、「La+」かよ!
    フランス語の前フリあったけど、このためか!

  • ガンダムファンは必読!!
    福井晴敏のガンダム愛あふれる作品w

  • 流石、軍事オタク。面白いじゃないか。全巻読破コースだな‥

  • 全10巻一気に読ませる。
    「…っての?」「冗談!」「…でしょうが!」みたいな言葉遣いをしないのがちと残念。

  • シャアの反乱から2-3年後の世界らしく結構おもしろい。
    作者が福井さんだしラプラスの箱を巡る話の展開を
    読んでると、これサイドストーリー的な位置づけに
    おさまんのかな。。

    とりあえずミネバ・ザビでしょ。彼女。。

  • ガンダムUCの原作小説?
    アニメを先に見ていましたが、アニメ版では意図がわかりにくかったり、なぜそのように描かれているのかが解らない部分が多くありました。が、アニメ版をそのように観て後に読む小説版は、情報量が圧倒的。アニメ版で理解不能だった細かいシーンや演出全てに理由が付いている、ってぐらい細かく描かれており、アニメを観ていると、全てに合点がゆくと思います。反対に小説の後にアニメを観ると、細かい部分まで画として表現されている事が解ると思います。

    アニメ版とは細かいエピソードや流れが完全には一致しないのですが、基本的なストーリーは同じ。
    納得のSF・軍事的描画なので、安心して読み進めれました。

    この一冊でアニメ第1巻の前半30分が描き尽くされます。下巻では、同アニメ第1巻の後半30分が描かれるのでしょうが、続きも楽しみ。

  • 【粗筋】
    インダストリアル7でのバナージ・リンクスとオードリー・バーンの出会いから、『カタツムリ』の奥にあるビスト家の屋敷に2人が招かれ、ビスト財団当主でありバナージの父であるカーディアス・ビストと出会うまで。

    【感想】
    アニメ版を見ているにもかかわらず、話に入り込めなかった。そのため、一気に読むことができなかった。それは作者の文体によるものと感じた。

  • 宇宙世紀の新しい物語。

    アニメを観てから、小説にとりかかったのだが、
    やはり、いくつか相違点がある。

    随分と省略している箇所もあるので、
    ちょっともったいないかな……

  • 全部定価で購入。 一通り見たけど、結局サイコフレームがすげーってなだけだった気がする。コロニーレーザー無効にしたり、カミーユを否定してるのはZが好きな俺にはあまり好感は持てなかったかな。映像作品の方はエンディングが変わるとか言われてるからそっちに期待。地上編が一番面白かったよー。

  • 宮部みゆきが帯のコメントだし、
    ガンダム好きだし、
    で読み始めたらハマった。

  •  初代機動戦士ガンダムの時代である、「U.C.」を舞台とした作品で、いわば続編にあたる作品。初代のファンとしては、懐かしい面々や、あっと思わせるような登場人物が出てくるのが、まず楽しい。
     まだまだ物語の発端だし、謎が次々と表出する段階なので、今後に期待という意味で星4つ。いやいや、"仮面のあの人"といい、"ラプラスの箱"といい、どんだけ裏切ってくれるのかっていう期待も不安も尽きないなぁ。

  • 『逆襲のシャア』(シャアの反乱)から3年後、宇宙世紀0096年の時代設定。

    『インダストリアル7』でのアナハイム・エレクトロニクス社のオーナー『ビスト財団』とネオジオン『袖付き』との取引に、それを阻止しようする地球連邦の思惑が交錯するという構成になっています。



    『ビスト財団』と『袖付き』の接触まで、
    『ロンド・ベル隊』と『エコーズ』の部隊展開
    『オードリー』と『バナージ』の出会い
    これから始まる事件へのプロローグ的内容です。





    著者の細やかな描写は読み手には、時々読みづらいところがあるかもしれませんが、この細やかさで頭の中でイメージが膨らみやすくなっています。



    挿絵は1stガンダムのキャラクタ―デザインや『ガンダム・ジ・オリジン』の『安彦良和』氏を起用、今回登場するモビルスーツ(以下MS)も『ジェガン』(逆襲のシャア)やネオ・ジオン『袖付き』のクシャ・トリヤやギラズールはクィンマンサ(ZZガンダム)・ギラドーガ(逆襲のシャア)の改良版とあって、かつて登場したことのある機体&改良版や強襲揚陸艦『ネェル・アーガマ』(ZZガンダム)が登場してくるところは、さすがこれまでのガンダムファンを満足させる作品となっています。

  • ガンダム好きの人は楽しめるし読み応えはたっぷりです。
    1stガンダムをかなり意識していて、当時の名台詞をそっくりそのまま採用している所に、越えられない壁を感じてしまう。
    今までの宇宙世紀に矛盾が生じないように組み立てたストーリーは良く考えられていて凄の一言。
    よりリアルにを求めたのだと思うけれど、機械や構造などの描写が細かすぎややスピード感に欠ける気がする。
    あとはサイコミュに頼りすぎだ。

  • 一冊まるごとプロローグって感じ。「エメラルドの瞳」押しがすごく強いように感じた。

  • ガンダムファンでしたが、小説は初めてです。


    歴代のガンダム史の正統派で、シャアの反乱の3年後が舞台となっています。
    特徴として、ADからUCに切り替わった時からの話で始まっており非常に興味深い作品ですね。
    著書の福井晴敏さんの文章もやはり素晴らしい。
    スタートの流れは、やはり歴代ガンダムと同様のスタートですが(少年が戦火の中で偶然出会う)、今回はそれぞれのキャラクターの重みがあり複雑に絡み合っています。
    今後の展開が非常に気になります。


    大人のガンダムと言うキャッチフレーズは意味が解りません。

  • 福井晴敏「ユニコーンの日(上)」読書中。プロローグで宇宙世紀基礎知識が説明されているのはありがたい。そして、こういう面相くさい政治的背景とか大好物だわw

    最初の戦闘シーンから格好いいじゃないか!これはなかなかに期待できるぞ。

  • はじまりはまさにアムロ・レイのようでしたが、
    そのなんとも懐疑的な描写やストーリーテリングに
    引き込まれてしまいました。
    しかしながら、福井の細かい描写やディテールは
    まさにオタクというかフリークというかマニアというか・・・
    結構読み疲れしますが続きもボチボチ読んでいきたいです。
    読み終わったらアニメも観たいです。

  • 最終巻のオチには賛否両論あるようですが、一度は全巻通して読む価値があります。文章は美しく、葛藤には共感できます。福井節ガンダムも有りだと認識する一冊です。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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