ふしぎの国のバード 4巻 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047348349

感想・レビュー・書評

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  • 購入して読み。
    伊藤がだんだん可愛く見えてきた。
    知識欲が旺盛で何でも知ろうとするバードさんと、勉強熱心な伊藤の相性はすごくいいんだろうなぁ。

    朝顔の奇種、色々あるんだなあ。

  • 明治初期の日本、面白い

    ●朝顔には奇品がある
    ●他にも接木(つぎき)や、圧條(とりき)などがある
    ●牛乳を飲む習慣は当然無い
    ●山形はかなり栄えていた
    ●ベッドが信用されてなかった
    ●按摩は盲目の人の仕事

  •  風雲急を告げる4巻である。今回から山形編が開幕した一方で、プラント・ハンターであるチャールズ・マリーズによる魔手が伊藤を捕え始めた巻であった。
     ここでのマリーズの悪役ぶりは本当に見事だ。悪役と言い切るのも問題はあるだろうが、現地の使いやすい手駒としか見ていない彼の姿は、あまりにバード女史の姿勢と対照的すぎる。
     文物へ関心深く、細やかな反応を見せるバード女史と、商売としての視点だけで揺ぎ無く冷酷にさえ見える反応を見せるマリーズの対比は、物語に新たな視座を加えている。

     伊藤の苦悩の行く末が大いに気になる巻であった。この巻もまた星五つで評価している。
     腰痛を抱えるバード女史と、そんな彼女と共に旅をする伊藤へとイタコが告げた「今すぐ危ねえ旅ばやめろ」という言葉。物語は大きな転機を迎えている。

  • 新潟から山形へ。伊藤とマリーズの過去やバードの体のこと、いろいろと分かってくる。越後街道の歩荷、おゆうが印象的。

  • 今回の巻は旅行の行程がそれほど進んでいない代わりに登場人物の雲行きが怪しくなっていく話でした。

    マリーズの態度は人に対するそれではないけれど当時としては当たり前だったんだんだろうなとも思います。
    イギリス内でさえキッチリ階級があるくらいだし「イエローモンキー」なんて人間ではないと思う人もいたんじゃんないかな。
    鹿鳴館でのパーティーを新聞で取り上げている時でさえそんな感じだったし。

    でもイトどうするんだろー。
    家族っていう外堀まで埋められちゃって。

  • 開港地新潟から、開港地ではないのに文明開化した山形を通り、秋田へと、蝦夷ヶ島への道のりをゆくバードと伊藤。チャールズ・マリーズが以前の契約を盾に手紙で帰還をせまり、バードの持病には不安の兆しが。悩む伊藤の次の一手は?そして、文明開化していない面を手付かずの日本文化として興味を向けがちなバードさんに、文明開化している側面を見せたがる伊藤の葛藤。歩荷の女性の、真摯な文字への興味と向学心や優しさに触れたり、車夫の心意気、巡査の横柄などに触れつつ、旅路は進む。

  • 話が全っ然進んでいない。
    いや、新しい登場人物が出てはいるが、肝心の旅行がなかなか進まない。
    とはいえ、一つ一つのエピソードは面白いし、何より当時の日本の雰囲気が何となくでも分かるのは面白いと思う。

  • 巻数が進むごとに、バードさんの顔が幼くなってきておるよ

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