狼と香辛料XIIISide ColorsIII (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1231
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048681407

感想・レビュー・書評

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  • 本編続きが気になるが、コーヒーブレイクの短編集。
    全4編のうちの一つでノーラ再登場。しかもそのノーラ話が全体の半分を占める中編物語。
    ノーラかわいいよノーラ

  • 本編の続きを期待していたが、今巻も短編集。
    ホロ視点と、ノーラの短編が入っていたのは
    目新しく面白かった。

    が、ノーラの短編はその後のノーラが描かれており
    彼女の夢が叶ったわけでもなく、飽くまでその後。
    しかも、視点がエネクなのである。
    あとがきにもあったが、確かにノーラ視点ではつまらなかったかもしれないが
    ちょっとずるい様な気もした。

    しかし、エネクの行動をノーラが勘違いして
    心外だ、とエネクが思っているのは可愛かった。

    人と動物に限らず、大人と子供といった間柄で
    上であると思っている側が相手を必要以上に幼く見て
    勝手に勘違いしてしまうようなことは
    実際よくあるのだろうなと思った。

  • 全4話の短編集
    ホロとロレンスの他愛ないいつもの感じのが3話
    その内1話はホロ視点で少し新鮮

    最後はノーラの話
    視点はエネクなんですが
    やっぱりノーラは生粋のお人好しですね
    ノーラ好きには嬉しいものです

  • 本編で回収できなかったエピソードや本編からは離れてしまったサブキャラのその後を描く短編集。

    話題になったものの実物を見ることができなかった「桃のはちみつ漬け」を巡るエピソード、ホロ視点のお話、そして、女羊飼いノーラのその後を相棒エネク視点で描くお話と、気になっていたストーリーの隙間が埋まって一安心。

    しかし、サブキャラはできれば本編の中でもう少し書き込んで欲しかったと思う。みんなキャラが立っているのだし。

  • ホロとロレンスの旅の途上で3つの短編と、羊飼いだったノーラと忠実な牧羊犬エネクのその後の中編。どれも楽しめる話だった。エネク目線は新鮮でよかったな。新しい道への困難の中、スキンシップが多くてほほえましい。ホロとロレンスは通常運転(笑)。

  • 短編集です。
    以前にもあったホロ目線の話が今回も登場してて、ホロの心情についてのアンサー編的な意味合いもあり、面白かった。
    また、エーブと並ぶ(?)人気キャラ、ノーラのその後のお話しがありました。
    彼女は薄幸というより、単に運が悪いって言葉の方が合う感じで、あんまり可哀そうって感じがしないのは、多分彼女自身が打たれ強くて常にポジティブな人だからでしょうね。
    ま、それを支えているのが、一人(?)苦労しているエネクなんでしょう。

  • 短編のサイドストーリー集第3弾。今回は「桃の蜂蜜漬け」買う金欲しさに智恵を働かせるお話に、「為替バランス」でロレンスが大もうけを企む話、そしてあの羊飼いノーラと「エネク」のアフターストーリーの計3編。前2編に登場するロレンスとホロの掛け合いが最高におもしろいのは相変わらずです。第1話めではある意味いつものようにロレンスがホロの気持ちを読み違えてちょっと起こらせてしまうのですが基本ラブラブ。第2話はシリーズ初じゃないでしょうか。ロレンス冴え渡りまくりでした。どちらもよかったのですが、やはりメインは3話め。単なる牧羊犬ではないと思っていたエネクですが、彼視点でのストーリー展開は、ノーラのおひとよしを一緒になって歯がゆく感じたりして、不思議な体験でした。深い愛を感じましたw
    (「たなぞう」の自分の感想を転載)

  • 内容的にローラの中篇自体は悪くないし、他の短編も悪くないと思う。ただこの狼と香辛料の悪いところである、(初期の巻には少なかったと思われる)起承転結の起承が物語の大半を占め、転結がないのが露呈されている印象を受ける。確かに今回の中篇では、なしのほうが色々想像できて良いかもしれないが、、個人的にあまり好い印象を持てない。

  • 短編集。ホロとロレンスの話が三つにノーラの中編という構成。

    ホロとロレンスは、まあ、いつも通りですね。あまあま(笑)
    ただ、この短編集読んで、ロレンスって旅の途中でなんだかんだと小さな商いをやってたんだと初認識。
    どうも本編ではそこら辺分からなくて、
    最近行商してないけど、ホロの酒代とか大丈夫なのか? 
    とか思ってた。
    それにしても、桃の蜂蜜漬けは食べられたんだろうか? 気になる(笑)

    ノーラの中編はまさかのエネク視点。
    最初はちょっと違和感あったけど、だんだんよくなった。
    なにより、この作品では珍しく、話の裏を読まなくていいのが新鮮。
    ただ、エネク、うらやましすぎる(笑)
    ええ、けしからんです。
    ノーラ自身の境遇はまだ定まらず、
    彼女の未来に幸あれと祈りたい。
    ていうか、彼女の続編希望!

  • 13 短編集

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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