狼と香辛料XIIISide ColorsIII (電撃文庫)

著者 : 支倉凍砂

• KADOKAWA (2009年11月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ぬまおさんの感想 · 2010年2月24日]

短編集。初期の様な二人の軽妙なやりとりが良い。

[黒鳥さんの感想 · 2010年2月24日]

狼と香辛料13巻目。サイドストーリー。
２巻目に出てきた元羊使いノーラと相棒エネクの後日談。
エネク視点というところは意外だった。
また今回にはホロ視点での物語の進行もあるので
こちらも結構新鮮な感じがして面白いです。

[s0910155さんの感想 · 2010年1月31日]

狼と香辛料第１３作目はまたまたサイドストーリー。でも結構このシリーズの短編集が好きな自分がいる。

ロレンスが稼ぐ２話、ホロ目線の１話と、羊飼いノーラを護衛する黒き騎士・エネク（犬）目線の話が１話の４話。

やっぱりホロ目線の話は面白い。俺は完全にホロ派だから毎回短編集に１話は入れてほしいくらい。

ロレンス主体の話は個人的にお気に入りの話。シリーズの最初のあたりと比べると、ああ…ロレンスも漢になったなあ。とニヤニヤしながら読める内容。

エネクの一人称が我輩だったところがなんとなく予想どうりでウケたｗなんとなく老獪な雰囲気を漂わせつつも、ちゃんと抜けているところが逆にリアルな感じがした。うちの犬もこんな感じだといいなあ。笑

[angieさんの感想 · 2010年1月8日]

1月5日読了。ホロ目線のお話は新鮮でよかった。

[真昼の月さんの感想 · 2009年12月19日]

短編はほのぼのとしていてホッとする。
最後の小さな騎士視点は面白かった！贈り物に右往左往なローレンスも、なんだかんだ言って手のひらのホロもよし（笑）

[noricarさんの感想 · 2009年12月14日]

薄幸少女ノーラたん、他短編３編。
しかし、このシリーズには、必ずツンデレキャラを登場させなければならないというルールでもあるのだろうか？

[zilさんの感想 · 2009年11月24日]

またもやサイドストーリー。
ホロ視点や羊飼いのノーラが連れている犬視点とか

[mizuさんの感想 · 2009年11月21日]

桃のはちみつ漬け!!
あの黄金の食べ物がついに登場か!?と思ったら、出ることは出たけど、食べるシーンはないって(笑)
今回の短編集は、ノーラの話といい、そこがメインか？と思わせておいて、過程で楽しませて、予想のメインは出ない感じがありましたな。

ホロ視点やらエネク視点は、短編ならではですねえ。おもしろい。
ホロが自分を擁護する「食い意地が張ってるんじゃなくて、身銭を切ってるから嬉しい」って、いや、食い意地張ってんだろ！って突っ込みたくなってしまう。放っておかれて拗ねてたり、豚の丸焼きを食べたいわけじゃなくて、一緒に食べたいんだとかさ。

食べ物を分け合うって、お腹空くのは本能なんだから、そりゃあかなりの愛情表現でしょうよ。おいしそうに食べている姿を見ていればお腹いっぱい。それを、その幸福をこっちには分けないケチか、なんてふうに返されたら！
ごちそうさま。としか(笑)

エネク大活躍。エネクはかなり達観した騎士様であらせられるようですが、胸の成長に関して言及されるたびに、切ない思いを……

[btkさんの感想 · 2009年11月18日]

ロレンスとホロのやりとりは本当に和みますなぁ
ノーラ編は不覚にもホロリときてしまった…我輩かわいいよ我輩

[サンガツウサギさんの感想 · 2009年11月14日]

全3話の短編集。
1話目と2話目は、既に発表されたロレンスとホロを書いた短編の再録。短編故にすっかり恋人同士にしか見えないふたりのやり取りは楽しいが、緊張感はあまり無い。
書き下ろしの3話目は、エネクの視点で語られるノーラが主人公の話。エネクに語らせないといけないほど、ノーラが動かないキャラなので、それほど起伏がある訳でなく、後日談然とした話。
個人的にはこのシリーズは、高い緊張感の中にあるロレンスとホロの濃いやり取りが肝だと思うし、大好きなところなのだか、ここ2巻はとりわけさっぱりで悲しい限り。
ロレンスとホロの出す結果はとても楽しみ。そろそろラストスパートのはずなので、下手に引っ張らない事を祈って次巻に期待したい。

著者プロフィール

第１２回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説　狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」