- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048702386
作品紹介・あらすじ
「行くぞコノヤローッ!」どこかの有名レスラーばりにマイクコールをし、全校朝礼の場で公開告白をした月島。その結果は-当然、停学処分となったのだった。バカの日本代表、月島を心配する者が一人。友人の宮本である。宮本は傷心の月島を見舞う事に。その道中で出会ったのが、整った顔立ちながら愛想の欠片もない無表情の少女、長瀬だった。どうも、長瀬は"あの月島"に惚れているらしい。その事に驚きつつ、自分に対してなぜか横柄な彼女に怒りも覚える宮本だった。この奇妙な三角関係が、風雲嵐を巻き起こす事になり-。
感想・レビュー・書評
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何十年か昔の少年マンガにおける
番長もの(平凡な視点主人公(=読者)が型破りなヒーローに戸惑いつつも憧れる)
のような作品
最近でいうと西森博之作品がその流れを現在に受け継いでいるが
この作品はむかしむかしのあらけずりなまんまである
電撃文庫にはめずらしい未熟な作品
主人公のひねかたがそういう描写なのはわかっていても正直気に食わない
そういう意味(個人的好みで言えば)で
『青葉くんとウチュウ・ジン』の青葉くんはいい主人公だった
一之瀬さんは素晴らしいマドンナ(ヒロインでなく)だった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
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既刊5巻、本編1~4巻、短編集5巻。
長瀬という極悪なキャラクター。 -
登場人物の掛け合いは面白かったが、小説としては三流。
物語は三人称で進んで行くが、どうも一人称のように見えて仕方なかった。まるで一人称で文章を書き、Wordの置換機能で「俺」を「宮本」に換えただけのような違和感。どういうつもりで三人称にしたのか分からないが、素直に一人称で書いてくれたほうが良かったと思う。 -
一気に読み終えました。爽やかな読後感、これに尽きます。あと、熱いです。ラノベですが、「萌え」よりは「燃え」を楽しめるかと。
次巻への期待を込めて星四つで。 -
すみ兵さんの挿絵に惹かれたのと、どう見てもコメディだったので
(大笑)読んでみたくなったのですが、素晴らしかった!
自分的には、他の方の感想で見かけた
「主人公とヒロインの恋愛の話でない」点と「主人公の物語でない」
2点がツボにきたからです。
特に前者は「主人公の彼女=ヒロイン」でないといけないわけでは
ないというのがずっと頭にあるので大満足。
あと、そのヒロイン・長瀬も凄く気に入った。
ま、主観的には絶対いたら嫌な奴ですが(大笑)、この子が中々に
「女の子像」をリアルに描いている気がしたからです。
いわゆる男性から見た都合のいい女の子でなく、未知の領域
なんだけど(笑)、でもひたむきなところとか。
あと、主人公・宮本がでしゃばりすぎないので、こんな凄いノリの
話なのに読んでて疲れなかった。
自分的にはこの1冊でも満足だけど、続刊も出てますね。
ま、今回は確かに宮本の親友・月島が主人公といえたけど。 -
ラリアットしました、青春してました。
二巻読まないと主人公サイドが理解できないので二巻読みたいです。 -
9784048702386 277p 2011・2・10 初版
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この小説は主人公の宮本とヒロインの長瀬の会話のドッヂボールを楽しめるか否かで評価が変わると思う。俺は楽しめなかった。小説の向こう側で勝手に盛り上がって置いてけばりを喰らってる感じ。で、宮本と長瀬の会話以外に面白いと思える要素が無いので全体的に正直面白くなかった。
登場人物馬鹿ばかりという売り文句を信じて読んだけど、思ったより常識的な人間ばかりで拍子抜けする。全体的にノリだけで話進めている感じ。読んでいてきつかった。
なんか…期待した馬鹿とは違うんだよなあ。「ハハハ、こいつとことんバカだな」って思える馬鹿っぷりじゃなくて、「たまに馬鹿になる普通人」と「意味不明な馬鹿」が無駄にハイテンションで喋る感じ。馬鹿に意味的馬鹿とノリ的馬鹿があるなら、この本は後者。俺が期待していたのは前者だった。
一言で言えば『ノリが合わない』。 -
まあ、一応読んでるうちはそれなりに面白かったです。
でも、話の筋が、第三者のトラブルをあんまり関係ない人達が解決する、という感じ。個人的には、それって青春なのかな、という疑問は感じた。長編の一エピソードならありかな、という気もするけれど、初手で主要人物の物語はそんなに進まない、ってのも微妙。