ノーブルチルドレンの告別 (メディアワークス文庫 あ 3-6)
- アスキー・メディアワークス (2011年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048706995
感想・レビュー・書評
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ノーブルチルドレン2弾。1巻より面白かった。先が気になった。
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「バタフライエフェクトの鼓動」
夜な夜な出かける妹の行き先は。
いくら近所とはいえ中学生の女の子相手に頼むことではないのでは。
ここまでして欲しいと願っていた訳でなくとも、頼む相手を間違えているきがするな…。
「パラダイムシフトの刻限」
彼の過去に潜んだ闇。
間接的に自分の両親を殺した相手に復讐したいと考えるだけでなく、ここまで計画的に行うとは…。
彼が何処か欠けた人間だったからこそ、彼は犯罪者にならず友人として傍にいれるのかもな。
「リクビダートルの挽歌」
本に挟まれたメッセージカード。
勝手に蔵書を拝借して数年後本人ではない人物が返却するというのは中々に難しい事ではないだろうか。
偶然見ていて気になったとはいえ、本に挟まれた一方的に語りかけるカードというのは普通に怖くないか…。
「ノーブルチルドレンの告別 前篇」
計画的に行われた犯行。
彼は始めから気づいていてワザと知らぬふりをしながら付いて行ったのか…。
復讐をしたところで過去が変わる訳でもないが、やらなければ自分を保てないんだろうな。
「吐季の追憶」
世界の全てが消えた瞬間。
彼の母を壊した彼女が彼に許される事はないだろうが、彼女自身もきっと心が限界だったのだろうな…。
名のある家柄にとって長男というのは何よりも大切な存在であろうかな。
「ノーブルチルドレンの告別 後篇」
閉じたドアを開いたのは。
もし彼が本音をぶつけていたら二人の結末は変わっていたのだろうか。
一度復讐を心に決めてしまったら、完遂するその日まで抜け出すことはできないのか…。 -
千桜さんが、同じぐらいのお嬢様であることを忘れそうになるわけです。
舞原さん側の動きばかりが語られるからかしら。
所々、「ん?その表現をここで使うの?」みたいな箇所が出てくるのは、演出なのか、作者さんの文章力なのか、私の読解力の問題なのか。 -
告別とはそういうことか。2人に友情は戻るのか?レイラも辛いねきっと。
緑葉のポジティブ思考が本書全体の暗さに光を見出しているのかな。正直者にはたちうちできないな。
芽衣の死因とは⁈ -
わーーーなんなの一体とばたばたしそうになるくらネタを引っ張られてちょっといらっとした。
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ノーブルチルドレンシリーズ二弾。
吐季と麗羅の過去が明らかになり、話が動き出す。
それにしても暗い話だな。
空気だった歩夢に少しだけ存在感がでてきたかな。 -
実母が目覚めない体になってしまったり、ずっと閉ざされた世界で生きてきてたり、後継者のプレッシャーなどがあったりして生きることを諦めてる吐季ですが。
眉目秀麗で才能があり、金もあり、なんでもできるのだから、七虹や雪蛍が大切なのだから、その為にその才能使えばいいのにって思った。
必要無いならその才能くれよ笑
本当は麗羅と友達になりたかったくせに。何事にも興味ない様に見せて本気出さない感じが自分とかぶってイライラした。
復讐の為に生きてる麗羅の方が人間らしくてよっぽど好きだ。
そんな麗羅の復讐がある意味で為される回ですが。
吐季ざまぁって、思いました。
そして緑葉が吐季にとって大事な人になっていく回。 -
☆3.9
舞原家と、琴弾麗羅の因縁が明らかになる。そしてちょっと不気味な存在、長谷見芽衣に過去の傷を突きつけられた吐季。相変わらず緑葉は泣いたり笑ったり怒ったりと忙しい。桜塚歩夢のことも気になるけど、今後出てくるんでしょう。