特異領域の特異点 真理へ迫る七秒間 (電撃文庫 は 10-1)
- アスキー・メディアワークス (2011年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048707428
作品紹介・あらすじ
特異領域理論が実用化され、グローバルスタンダードは変わった。政治経済の枠組は一変し、世界の中心には日本があった。世界最高峰の特異領域理論が学べる機関、世界国家第一大学。その学生であり、自称天才、無期停学中の賢悟はあるメッセージを受け取る。それは稀代の天才科学者天川からの救難信号だった!天川は特異領域理論を提唱した五人の天才科学者の一人であり、長らく消息を絶っていた人物。その裏を想像し、賢悟が飛びつかぬはずがない。それが世界を揺るがす事件の始まりで-。新感覚、空想科学冒険譚の登場。
感想・レビュー・書評
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200Pあたりで挫折。久しぶりや。
空想科学冒険譚という文句にだまされた。
こんなん科学ちゃうわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特異点やら特異領域など特殊な用語が多すぎて世界観に慣れるのに時間がかかった。
ようやく慣れたと思ったら物語が終了していて唖然となった。
主人公も癖の強いキャラクターで、なれるのに時間がかかった。
総じて慣れるのに時間がかかる作品のように思えた。 -
奇跡の科学! サクサク読めないのがすっげー楽しかった!
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予想の斜め上でしたww 設定は全部は理解できませんでしたが、現実の科学を覆す、特異点という新科学は厨二っぽい匂いがしていいですねww
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・あらすじ:大陸の形を変え、人口の半数を犠牲にした科学実験「特異領域の特異点」によってかつての常識が覆された世界の話。
・読み応えあり。個性的な登場人物と湧き出るアイディア(ネタ)がコレでもかと詰め込まれた作品。
・科学や物理の知識がなくとも論理的な説明で理解しやすいが、後半に進むほどアイディアの組み合わせに破綻が生じるのか理解に足る難易度が上昇する。要は頭をつかうってことだ。もちろん科学や物理の知識があればより楽しめるものとなっている。
・次から次へと披露されるネタが面白い。物事の面白い見方に気付かせてもらった。そんなにネタをぶっこんでいいのかと作者を心配してしまう。
・アイディアを連発して引き込み読ませる力を持った作者だが、次巻以降ネタ切れにならないか心配である。面白かった。 -
SFラノベ。
特異点を利用することで旧科学(現実世界での科学)ではできないような様々なことができるようになった世界。大学で最先端の科学を学ぶ主人公が政府と科学者が織りなす陰謀に巻き込まれて行くお話。キャラクターは流石にラノベっぽいけど、話自体はずいぶんしっかり書いてあるし、設定も面白いし、SFとしても良い出来だと思います。分量があるわりに展開も早くて読み応えもあります。ラストがいまいちスッキリしないのは難点だけど。
特異点って計算上無限大が出てくるから物理法則が成り立たないだけで、そこなら何でも成り立つってわけでは無いからハードSFとしてはアウトなんだろうだけど、Science Fantasyとしては面白いです。
電撃文庫じゃなくてメディアワークス文庫か一般レーベルで出した方が良かったんじゃないかな?
それぐらい良く書けてると思います。