ほどけるとける

著者 :
  • KADOKAWA
3.35
  • (11)
  • (52)
  • (82)
  • (15)
  • (1)
本棚登録 : 282
感想 : 68
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736961

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • お風呂屋さんのアルバイトをしながら、自分や周囲の人と向き合って成長する女の子のお話。
    薄くて読みやすい文章。
    たのしめました。

  • 大島さんの小説に出てくる男の人は、何故かみんな、いまいちオーラが出てる。
    男性でもコドモとか老人とかゲイ、オタクはいいかんじなんだけど。

  • 大島さんの書く文書は、なんだかとても心地良い。何ということもない日常を描いているんだけれど、力がほっと抜けるような感じで読める。好き。

  • まず、すごく疑問に思った事。
    「戦友の恋」が先ずあって、それから(或いは、ほぼ同時期の執筆)の作品ではないのか?
    出版順だと「ほどける~」が先なんだけど、、、君津くん、佐紀さん、タツキさんとか、この人達の見えてない面を知らないと、この作品の好さが幾分損われるような気がする。
    あ、でも逆も言えるのか、これを先に読んでたら、「戦友~」をもっと楽しめたのかも。うーmm、スピンオフの天才?

    作中の佐紀と宅飲みしてるシーン、コップをチーンってとこなんてほんと微笑ましくて良かった。ホントたわいも無いお話を愉しませるの上手いねぇ。

    ページ数も少なくゆったり漂う脱力系の良作。
    いいね。

  • 「この人と出会って、この人がくれた小さな自信で、少しだけ前へ進めるようになったんだわ、と思い出の流れ星に触れながら気づく。」

    初大島作品!
    さらりと読める本が読みたいと思って探して出会って正解☆

    最初は美和の行動だとか、言葉に、おばさんの私はもう違和感を感じてしまったのだけど、
    それもいつのまにか気にならずに美和にすっかり寄り添えていた。
    そして最後は良かったね。とホッとさせてくれたのだった。

    他の本の続編らしいのだそちらも早く読みたい!!

    【読了•初読•市立図書館】

  • こういう文章すき。
    なんかすこしだけ、頑張ろうと思ったよ。

  • 「戦友の恋」の姉妹編。
    ・・・・というか、裏側編?

  • 高校中退した女の子が主人公。というだけでイタイ系かと勝手にうがった目で見ていたが、ほんわかした前向きな話しやった。銭湯が舞台で、なんだか古き良き時代の優しさが漂っていて、お風呂につかっている気持ちよさもあった。

  • 戦友の恋、が読みたくて先にこちらを読みましたがとてもよかったです。
    大島さんの作品ら三人姉妹しか読んだことがなかったのですが、だらだらとした話口調がくどくなく、するりするりと入ってくるから好き。
    美和が無鉄砲に高校を辞め、すべてがださく、生き甲斐のない世界に見えるあのだらだら感、すごく分かる。
    村八分にあったことがあるひとなら絶対にわかるとおもうんです。

  • 「戦友の恋」のサブキャラ・銭湯の美和ちゃんがメインで
    同作の主人公・佐紀も出てくると知ったので
    同じ登場人物が出てくる別な話だと思いきや
    ほとんど裏表的な話だった。
    どっちが先でも問題なかったけれど
    どっちも読んでこその面白みもあり。

    こういう本はちゃんとタイトルとか帯とかで
    それとわかるようにしといてほしいもんだわい。

    【図書館・初読・8/26読了】

全68件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』など。2019年『妹背山婦女庭 魂結び』で直木賞を受賞。

「2021年 『モモコとうさぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大島真寿美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×