螺鈿迷宮

著者 :
  • KADOKAWA
3.42
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本棚登録 : 2727
感想 : 395
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737395

感想・レビュー・書評

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  • 何度読んでもラストにたどり着けなかったけどようやく最後まで読めました。

  • 【507】

    さくさく読めるんだけど、微妙。
    全体的にくらいし、なんだかスッキリしない。

  • 2014/2/17

    913.6||カイ (3階日本の小説類)

    話題の医療ミステリーテレビドラマシリーズ、
    『チームバチスタ4~螺鈿迷宮』として毎週火曜日22時~関西テレビで放映中の原作。
    ~終末医療専門病院における黒いウワサ、入院患者の早すぎる死・・・。その真相を暴くべく彼らが潜入捜査を行っていく~

  • 久々にバチスタシリーズを読んだ。
    久しぶりだったので、思ったより軽いノリに慣れずに
    最初は読みにくくて困った。
    天馬大吉のキャラクターはあまりに現実ばなれしているように感じたが、シリアスな終末期医療とのギャップを狙っているのか。
    それともバチスタシリーズはこういう感じだったのか。

    後半になるにつれて、元気に見えていた人が次々に桜宮病院で亡くなっていくのは怖かったし、不思議だった。
    何を考えてるのかわからない桜宮一家が不気味でならなかった。
    後半の謎解きが終わっても、爽快感はなく
    切ないようなむなしいような気持ちになった。
    誰も何も救えていなかったからだ。

    現実問題として、終末期医療が儲からないのは事実だろう。
    この作品は、今後ますます高齢者が増加することに対する、作者の問題提起に感じた。これはフィクションだが同じ問題は、もうすでに現実にもあるのだろう。

  • 2014.1.31

  • アリアドネの弾丸を読んで、よくわからない部分があったので読みました。海堂さんの作品は、シリーズに関わらず、全部読まないと納得できない部分が出てきてしまうようですね。
    バックグラウンドが変らないというのは、当然飽きる要因にもなるわけで、この作品も序盤は中々退屈でした。
    中盤から終盤にかけて、この作品の物語が動き出してからは、楽しめました。

  • 後半の謎解きが良かったです。
    白鳥さんがメインなのはびっくりですが、このキャラに慣れてきたところなので、面白く読めました。
    色んな所で人は繋がっているのですね。
    ラストは怖い締めくくりですが、「そうこなくっちゃ」って感じです。

  • 深い深い闇。死から出でし医学。廻る廻る運命。考えさせられる作品だった。

  • 斬新な終末期医療を扱った物語。現実とリンクしてリアルな世界にしてしまう著者の創造力がすごい。

  • 舞台は死を扱う病院――碧翆院桜宮病院。
    行政が終末医療に対する切り捨てを行ってきたが為に、少しずつ何かが狂ってきているような印象を受ける。しかし、桜宮病院のシステムが決して間違っているようには思えないのも事実だ。・・・桜宮病院でのことが少しだけ「人の尊厳死」「安楽死ツーリズム」など某国のことを思い出した、メッセージ性の強い作品であると同時に、物語としても面白かった。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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