螺鈿迷宮

著者 :
  • KADOKAWA
3.42
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本棚登録 : 2727
感想 : 395
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737395

感想・レビュー・書評

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  • よくできた話ですね。今まで読んだ海堂さんの作品の中で一番いろいろと伏線が張り巡らされていたのではと思います。他の作品とのリンクもさることながら本当にすごい。アリアドネの弾丸の意味のわからなかったところもわかった。

  • バチスタシリーズのスピンオフ。終末期医療のサスペンス。姫宮登場。この事件がシリーズにも少し絡んでいる。医療問題の闇というか、仕組み自体が根っこから腐ってるんだなと気づかされる。バチスタやイノセントゲリラと違った趣旨、ナイチンゲールよりのストーリー展開。

  • バチスタ、ナイチンゲール、ジェネラルで所々に登場した桜宮病院
    の話。
    桜宮一族の常軌を逸してるキャラクター設定、主人公であろう天馬大吉のキャラがなかなかつかめなかった点で、前3作と比較してとっかかりにくい感じでしたが、後半は一気に読めました。

  • 海堂尊『螺鈿迷宮』読了。かの東城大の落ちこぼれ医学生が近接する桜宮病院の内情を探るべく潜入する。そこで見た「終末期医療」の実態とは。現代医療の問題点をミステリーに仕立て、所々コミカルな会話などでテンポアップさせる著者の手法はやはり秀逸。最後に詰めが甘かったのは果たして…?

  • 白鳥・姫宮のコンビが登場。
    ミス・ドミノの渾名は磨きをかけたかも。

    このお話から物語が急展開していく印象を受けた。

  • 予断なしに読みました。2/3を過ぎても、これのどこがミステリなんだという展開でしたが、残り1/5くらいで猛烈に面白くなりました。「とたとた」という擬音語がユニーク。通して読んだ後、見返すと、伏線が張られまくりで、物語のディティールが頭に入ります。
    著者が医師であるが故の薬剤名、医療材料名の描写はリアリティを感じさせます。

  • バチスタシリーズの外伝的な物語でしょうか?ナイチンゲールを読んでから読まれる方が良いかも知れません。発刊順に読んで良かった。
    バチスタシリーズでもちらほら出ていた桜宮病院のお話。
    アンラッキー医学生・天馬大吉を主人公に、白鳥・姫宮コンビと桜宮病院の闇を暴く。終末期医療等々のお話はゲンナリしてしまいますね…。
    大変面白い作品でした。

  • 田口・白鳥シリーズのスピンオフ的作品。
    姫宮登場。予想と違い、どじっ子キャラだった。
    白鳥はなぜかヘンテコな医者に扮して登場。
    田口先生も少しだけ出てきます。

  • 下巻はバタバタバタバタ~っと動きがあるので、一気に読みました。

    面白かった…かな。
    桜宮一族が、ちょっと異様で現実離れした感じがあって、いまいち納得しきれなかったけど、内容の濃いミステリーで楽しかったかな。

    しかし、読む順番間違ったなぁ~これは早めに読むべきだった。

  • 海堂さんのシリーズでもミステリー色強い作品。何人も連続して死んでいくのと、作品内の得体の知れないでんでんむしの不気味な雰囲気も重なって、本全体として暗めなイメージ。シリーズ内で多く出てくる桜宮病院の謎がわかっておもしろかったです。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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