- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048972086
作品紹介・あらすじ
不可思議で、奇妙で、痛々しく、哀しみに満たされた、これは現実をかたる物語たち-失われ、取り戻される希望、ぎこちなく、やり場のない欲望、慰めのエクスタシー、寂しさと隣り合わせの優しさ、この世界のあらゆることの、儚さ、哀しさ、愛しさ。少女たちが繰り広げるそれらの感情が、物語を超え、現実の世界に突き刺さる。本処女作にして強烈な才能を発揮し、全米書評家たちをうならせ絶賛された、珠玉の傑作短編集。
感想・レビュー・書評
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以前王様のブランチであいみょんが紹介していた本。元々彼女の知人から「あいみょんのイメージだから読んでみて」と紹介された本らしい。
短編集なのだけど、詩的で脈絡がなく、私にはさっぱり理解できない世界観だった。うーむ。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと不思議な短編集。
抽象的でよくわからないのに、なぜかくせになる。
ティム・バートンのキャラクターを小説にしたような。 -
何で評価されてるのか全く分からず、言いにくいけど、つまらない…
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不思議な短編集でした。
わたしは英語が読めないので本作を選んだのですが、
もし英語が読めたのなら原本を読んでみたいなあと強く思いました。
ファンタジーと言うには現実的で、リアルと言うには不可解すぎる。
かと言って幻想的とも言いがたい。口が裂けてもリアルとは言えない。
思いがけないお話にばかり出会える本でした。
ひとつ残念だったのは、訳者の方とすこし合わなかったこと。
はっきり言うと、セックスの訳し方がいまいちその場の雰囲気に馴染んでなかったなと。
それだけが非常に残念でした。 -
さっぱりわけがわからない。
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最初翻訳がすごく気に入らなくてイライラしたけど、途中から慣れて普通に読めた。原文を愛しすぎてて意訳ができないのか、もともと翻訳が得意じゃないのか、それともこれが翻訳者のお気に入りのスタイルなのか知らないけど私にはあまり好みじゃありませんでした。
でもお話の透き通ってるかんじは好きだからぜひ原書を読んでみたい。
『皮なし』『酔っ払いのミミ』『癒す人』
でもいちばん印象に残ったのは訳者あとがきの「『眠りながら泳げる』というイルカみたいな元水泳少女の彼女に」って一言でしたごめんなさい -
氷の手と炎の手を持つ女の子の話が一番好き。
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なんだか理解し難い世界でした。
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どこか哀しみがつきまとう短編ばかり。
内容は好み。
残念なことに、翻訳が下手。
主語(とくに三人称)を使いすぎ。
ひどいところは、たったの三行で、「彼」と「彼女」あわせて7回でてくる。(41p)
うるさい、誰が動いてるのかはわかるから黙ってて!
話に集中させて!
と、ひさひざにイラっときた。
途中までしかすすめなかったから、原書さがすよ。 -
どうしても、こういうテイストの小説に惹かれてしまう…
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たとえていうなら、ミニシアターでたまにリバイバル上映される東欧の短編映画、みたいな。色鮮やかできれいだけど、根本的な世界観が自分の日常とはまったくかぶらない感じ。虚構がルールとして成立している世界の、エロくて不思議な小説たち。
読み終わった後、なんともいえない虚脱感と暗い気分に覆われる。
漢方の陰陽で言うところの陰に属する小説だと思う。でもセンチメンタルだったり、鬱だったりはしない。なんだろう、吸い取られる、冷える感じ?麻薬のような感じ?
それも含めて不思議で、他に類を見ないことは確かです。 -
最初は頭おかしいんじゃないかと思った。二度目は共感して、三度目は才能に嫉妬した。
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不思議な不思議な感じ。
心がふにゃって感じになりました。 -
2009.11.07. P.26「フーガ」5.道路脇 で途中挫折。だけどなんだか魅力的な、不思議な雰囲気を持ったアンソロジー。奇妙なファンタジーのよう。ジュディ・バンドニッツに少し似てるかも。日本語が微妙に変になってる箇所が多くて気になった。
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幻想的な短編集。
女の子達は綺麗じゃないし簡単じゃない。
けれど淡々と語られるから、普通にうんそうだねって話を聞くみたいにサラサラ流れていく。
極と極にいるから誰にもわかってもらえなくて、両端という共通点のあるあの子にだけはわかってもらえるんじゃないかと期待してしまう/あらかじめ捨てている火と水の話が好き。
この本もやっぱり「さみしい」みたいな話たちなんだな。
下衆な解説が邪魔。 -
不思議で突飛な世界が拡がる短編集。「マジパン」が好きだなぁ。
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雰囲気を楽しみ、話が淡々と進んでいく感じはフランス映画の様。
数編を読んでいる間は、モチーフは好きなもののスッと終わるラストに物足りなさを感じ
「正直ハズレだったかも…?」と思っていましたが、後半に収録されている話からどんどん面白くなる。
『フーガ』『酔っ払いのミミ』『癒す人』『マジパン』『どうかおしずかに』が好きでした。
0923-0926
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R・ブラッドベリ、R・カーヴァーの読者たちは、きっと彼女の虜になる。
戦争で「唇」を失った夫、父が死んだ日に異常性欲に見舞われた図書館司書、せむし男と激しい恋におちた高校生……ファンタジックな物語が、とてつもなく切なく、哀しく、けれど温かく描かれる、全11篇の短篇集。
<font size="3">町には二人、突然変異の女の子がいた。ひとりは火の手をもっていて、もうひとりは氷の手をもっていた。他のみんなは普通の手をしていた。</font> -
良い☆