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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048972123

感想・レビュー・書評

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  • 2013.01.12読了。

    やっぱりパウロ・コエーリョの本の中でこれが一番好き。

    マリーアという少女が故郷を離れ、売春婦になる話。

    初めて読んだときはまだ十代で、愛についても、性についても読んでてわからないことだらけだったし、衝撃的な内容だらけで...
    ただマリーアの考え方?思考パターンが自分と似ている部分があり、親近感が湧いて、単純にマリーアの物語として読んだ。

    今回読み直してマリーアの心のさらに深い部分を理解できるようになった。
    それはマリーアよりも私が年上になりいろいろ経験したから。
    そしてマリーアの中にいろんな自分を見ている気がした。

    パウロの本で私は精神、哲学の部分が好きでこの11分間でも考えさせられることがたくさんあった。

    セックスについてのいろいろな話は興味深く、醜くもあり、美しくもあった。

    また時間が経ってから、できれば結婚したあとに、読んでみたいと思う。

  • 一言で言ったら"エロ小説"。人によって好き嫌いが分かれると思う。でも、エロ小説という一言では片づけられない示唆的な言葉がいたるところに散りばめられてあって、すごく楽しかった。深いこともさらって書かれていたので勢いに乗って読めた。
    Paulo Coelhoさんはブラジル生まれなのでブラジルのことや、ブラジルでの迷信(ブラジルでは静電気が起きない!とか、初めて入る家を出るときは、自分でドアを開けて帰ってはいけない!とか・・)だったり、人間の起源の言い伝えだったりが書かれていて初めて知ることが多かったです。

    人は結局孤独で、愛されたくて、対になる人(愛)を探して生きているんだな~。

  • コエーリョばかり読んでる。
    欲しいことばがすべてそこにあるので。

  • パウロ・コエーリョのいままでの作品のなかで、いちばんリアルで、いちばん心にしみました。リアルな愛について、とっても真剣に考えてしまう作品。
    愛って、即物的だけどとっても難しいもの。

  • 初めてのパウロコエーリョ。
    ここから好きになった。

  • 誰でも意味があって面白い人生を探すものだと思うけど、一人の若い女性はこんな風に探すんじゃないかな。

  • とても深いと思います。
    愛について素直に感じられる一冊です。

  • これは個人的に結構好きだった。
    この作家の他の作品も好きだったけれど、私はこれが一番。

著者プロフィール

1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。現代において最も影響力のある作家の一人といわれている。2002年よりブラジル文学アカデミー会員。著作の多くが世界的ベストセラーとなり、88か国語に翻訳され、これまで170以上の国々で3億2000万部以上を売り上げた。多くの名誉ある国際的な賞を受賞しており、そのなかにはフランスのレジオン・ドヌール勲章がある。2007年には国連ピース・メッセンジャーに任命された。

「2021年 『弓を引く人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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