信長の政略: 信長は中世をどこまで破壊したか

著者 :
  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054057104

作品紹介・あらすじ

信長はどこまで中世を打ち破ったのか? 外交と婚姻政策、対朝廷、対将軍、対宗教、家臣団統制、居城移転策、戦略・戦術、農政、商工業、交通、町に対する政策等、あらゆる信長の事跡を徹底検証! 真の信長政権像を提示する!

感想・レビュー・書評

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    本書は信長の政治や外交、統治の解説書である。
    一般的に信長は短気であるとか、革新的であるとか考えられていることが多いが本書を読むと地道に交渉したり、へりくだっていることも多いことがわかる。統治に関しても敵対する者は排除しているが従うものまでを排除する事はしていない。
    本能寺の変で死んでしまったために中途半端に終わったと考えても良いかもしれないが、状況に沿った合理的な判断を積み重ねたということなのだろう。
    これは自分の仕事でも言えるのだろうか?全てを変えることは難しくても変えやすい部分から変えていく事が重要なのだろうか。

  • 革命的な破壊者ではなく、秩序と合理性を好んだ戦国武将が「信長なのだ」
    兵農分離させて常備軍を作ったことが強みと誤解しているのが「気になる」
    むしろ、農兵の方が強いのだよ(武田信玄)

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著者プロフィール

1943年北海道室蘭市生まれ。1966年横浜国立大学教育学部卒業。東京都中学校教諭をへて、現在戦国史研究家 ※2019年11月現在
【主要編著書】『織田信長家臣人名辞典』第2版(吉川弘文館、2010年)『信長の天下布武』(戦争の日本史13、吉川弘文館、2006年)『検証本能寺の変』(吉川弘文館、2007年)『信長の政略』(学研パブリッシング、2013年)

「2019年 『信長と家康の軍事同盟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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