- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061183810
感想・レビュー・書評
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昔読んだ本
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ドストエフキーだとかカントだとか踏襲してるやら形而上文学云々やらで、もう入手してから10年以上も尻込みしていましたが全くの杞憂でございました。いや難しいです、でもそれ以上に面白い!ニヒルでどこかコミカルな登場人物たちが吐く冗長な台詞まわしに引き込まれ知らぬ間に意識の深淵を彷徨っているかのよう。「虚体」の概念なぞ具体的に理解できなくともそのイメージはぐわっと喚起されとんでもない思考の宇宙を俯瞰してるかのよう。この世界観と文体は嵌る人にはどツボでしょう。私はけっこうかなり夢中です。
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読んでもよく解らない本だった
そして、この高価な本をアメリカへ一か月ほどバックパッキングに行ってる間に親に薄気味悪い本だと言われて捨てられた
第9章はページすらめくってなかったのに -
神奈川などを舞台とした作品です。
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形而上学小説?
文章が魅力的。
後篇を神保町で買ってしまったyo. -
日本のドストエフスキーになろうと思った人が書いた小説で、哲学的な思索をとことん巡らしている。哲学的なイメージというものを小説にするとこんな感じになるだろう。
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20世紀の闇に光芒を放つわが国初の形而上小説。未知へ向かう新しき未曽有のヴィジョン、ここに開示さる。