ルッキオとフリフリ はじめてのクリスマス (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
3.98
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本棚登録 : 191
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061325920

作品紹介・あらすじ

マグロに憧れる、ねこのルッキオとフリフリ。大家さんから「クリスマス」のことを聞いて、マグロの缶詰がもらえるようにと、クリスマスツリーを飾るのですが……。
人気イラストレーター・庄野ナホコさんがおくる、アニキ分・ルッキオとおとうと分・フリフリのでこぼこコンビ猫の絵本シリーズ第二弾。デビュー作『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』と同様、相変わらずお腹が空いているルッキオとフリフリ。そこはかとなく哀愁を漂わせながらも、どこかユーモラスな雰囲気のある絵本です。お子様はもちろん、猫好きの大人たちにもぜひ読んで頂きたい作品です。

感想・レビュー・書評

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  • わりと好きみたい。猫が好きだからなのかも。サンタさんがくるところがすき。

  • しっかりとした物語り、最後は良かったねとなります。猫たちのなんとも言えない表情が私好みです。
    ○未就学児~

  • 図書館で借り。
    『ルッキオとフリフリ』シリーズなので。6歳児Aが夢中なのだ。


    猫缶を夢見る二匹がいじらしくかわいらしすぎる。
    男の子にこれはツリーじゃないということを言われて悲しくなるルッキオ。居たたまれない気持ちになる。
    マグロかカツオかの違いこそあれ、二人がいいクリスマスを迎えられたようでホッとした。

    図書館で予約する前に、「『ルッキオとフリフリ』シリーズ、クリスマスの話があるんだって。予約したけど、どんな話だと思う?」と聞いたらA「サンタさんの手伝いをするんだと思う」と言っていた。それはそれで面白そうな話だなあ。

  • ルッキオとフリフリの手作りツリーを見ての男の子の一言。
    冷たい!そんな言い方しなくてもね。

  • 庄野ナホコさんの描くネコは、可愛らしくて、生き生きしてる。猫と謙虚に向き合っているからこそ、細かな機微までも描けるのだと思う。

    二匹のクリスマスの夜に向けての、切なく、愛くるしい表情がいい。読み聞かせをしていると、「わーー」と歓声があがる。入り込める作品。

  • ルッキオとフリフリの欲しいプレゼントが猫ならではの品でニンマリ。無邪気な二匹が可愛くて、サンタさんじゃなくても叶えてあげたくなってしまう。
    オリジナルのツリーも一風変わってていいじゃない。
    思ったこと平気で口にするのも子どもらしさの一つだけど、ウキウキした気分に水を差す意地悪な言い方はイヤだなぁ。しょんぼりと垂れたしっぽと耳の二匹の後ろ姿がせつない。
    落ちた気持ちが、3歳1ヶ月の息子が優しくそっと囁いた「サンタさんきたね♪」に和らいだ。

  • 2022年度 5年生
    サンタさんの存在に「」でもクリスマスのお話には目を輝かせる子供達。
    熱心に聞いてる子、場面ごとに思ったことをつぶやく子と共に、ちょっと関心なさげに立ったまま聞いている子たちもいたのですが・・・
    ネコ缶のプレゼントに大喜びするフリフリのあたりから、みんな前にのりだして絵本に集中。
    読み手のMTはだったのですが・・・
    後ろで聞いていたI Kさんに先生が
    「昨日落語を鑑賞して、オチについて勉強したところなんです。」と、そっと教えてくださったそうです。
    実は「カツオのネコ缶だった」というオチを見つけた子供達には良い復習になったようです。
    2022年度 4年生
    サンタさんの存在にちょっぴり「」を持ち始めたお年頃の4年生に
    2匹のねこを主人公にしたお話を読んでみました。
    ルッキオとフリフリは、サンタさんからのまぐろのネコ缶プレゼントを夢見て、見よう見まねでクリスマスツリーを作ります。
    男の子に意地悪言われても健気に働く2匹に子供たちは何とも言えない表情でしたが・・・
    プレゼントのネコ缶にフリフリが大喜びの場面で、パーッと笑顔が戻りました。
    みんな優しい気持ちになれるお話です。
    あくまで「マグロ」にこだわるルッキオでしたが、「カツオ」でも、なんなら「サバ」でも私はOKで~す。
    2019年度 6年生
    6年生ではもうほとんどの子供達が、サンタクロースを信じていない?
    でも少しはクリスマスらしいお話を・・・
    無邪気に自分たちなりの、クリスマスツリーを飾り付けるネコ2匹。
    それを、にべもなくけなす少年。
    声には出さなくても、少年に憤慨したり、ネコたちが「ネコカン」のプレゼントに狂喜乱舞する様子をほんわり見てくれました。
    サンタクロースのベルの音を後ろの方で鳴らしたときは
    みんな期待に満ちた目でこちらを見て、なんだかとても可愛かったです。
    2017年度 5年生
    「クリスマス」を知らないネコのルッキオとフリフリ。
    大家さんに教わって分からないながらも、ウキウキと心楽しくクリスマスツリーを作ります。
    もちろんネコ缶のプレゼントを大いに期待して!!
    でも、ネズミ捕りの仕事を伝えにきた男の子に、無残にも否定されて・・・
    さすがに大人しい5年生の子供達も、
    「えー!?何なん?その言い方!」
    「ひどーい。」の声が。
    あちこちから優しい抗議の声が聞こえてきて嬉しかったよ。
    ネコたちはマグロの缶詰ではなかったけれどツナ缶をたくさんもらえてステキなクリスマスを過ごしましたとさ。
    2015年度 6年生 6分30秒
     

  • 3歳10ヵ月

  • ルッキオとフリフリ第2弾。
    相変わらず腹ペコの二人は大家さんの家でクリスマスツリーを初めて見て、自分たちもツリーを創ろうと思い立ちます。

    その自分たちのツリーを自力で作るための涙ぐましくもしあがり残念な努力の様子についニヤニヤしてしまいます。
    そしてやっと出来上がったツリーを男の子に「変なツリー…」とくさされた時の、二人の耳のたれ具合にものすごく哀愁を感じます(笑)

    最後には「良かったね」ではあるものの、その報われ具合も微妙で最後までニヤニヤがとまりません。

    子供はもちろん、大人もこれからの時期に楽しみたい一冊。

  • まず猫の絵がリアリティがあっていい。2匹の猫の関係が面白いし、ねずみ取りで稼いだり、松の木でツリーを作ったりが愉快で楽しい。そして何より欲しいものがネコ缶ていうのが最高!
    15/01/11

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著者プロフィール

イラストレーター、絵本作家。
絵本著作に『ルッキオとフリフリ』シリーズ、『北極サーカス』(講談社)。
挿絵に『バレエのおけいこ』(ブロンズ新社)、『二番目の悪者』(小さい書房)など。
装画では『雪の練習生』(新潮文庫)、
「本屋好き。」など雑誌BRUTUSの~好き。シリーズ表紙ほか。

「2022年 『まるがいいっ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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