「知」のソフトウェア (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061457225

感想・レビュー・書評

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    情報の整理の仕方にファイルを使い、まとめていく。

    分類もする。

    速読は、84年の頃もさかんに喧伝されていたのか。哲学書を読んでよーく考えることが、速読へとつながるという。速読法よりも、集中力だと本書に指摘している。

    個人差があるから、自分なりの方法を確立することを説いている。マニュアルはない。


    08年12月24日15時55分52秒より更新

    氏は教科書にも出てくるような人だが、文章に驚いた。読み手を離さないのである。一気に読ませる力を持っている。こちらも集中して読める。

    インタビュー術の『何をたずねたいかがわかっていないジャーナリスト』の多さ

    テープレコーダーを使うと、インタビューのバイの時間を費やすからあまり用いない(大事な話しなどには用いる)こと

    情報はガセネタばかり。そもそも、マスコミで流される情報には、まず当事者の1次情報、関係者の2次、取材者の3次、チェックが入り4次、そして世間へ。
    情報の落差があるのだという。

    正しい情報さえも、真実なのかさえもわからない情報の流布だということを忘れてはいけないと思った。

    いい文章を書くには、いい文章をたくさん読むこと。いい文章とは、別に世間で喧伝されていることではなく、あくまでも自分が思う『いい文章』文体は飾り。中身を覆う飾り。

    論理学の必要性も取り上げていた。必要十分条件といった、数学が苦手だと苦労するね。読んで見ようか、それから始まる

  • もう、何回読んだかわかりません。立花教といっても過言ではない私にとって、この書は最高です。要するに捨てる技術の先取りだと言えます。年代的には知的●●というタイプの本がどっと出てきた時期と重なりますね。私もそれなりに影響を受け、KJ法だ、京大型カードだ、と買い込んでチャレンジしたクチです。でも、すべて挫折しました。時間がかかりすぎて何をやっているのかわからなくなるからです。結局、一番いいのは読書。それも、いちいち線など引かず、ひたすら読む、集中するってことだ、と悟りました。こういうもっとも原始的な基本が本書の中で語られます。まず、知的生産の好きな人が陥りやすい罠を、著者は次々とあげつらえ、バッサバッサと切り捨てて行きます。個人的にはインターネットの爆発的普及で若干中身が古くなった部分もありますが、アナログ情報の扱いにかけては、今も影響大です。「良書を読むためには悪書を読まないことである」著者の言い分を要約すると、こうなります。

  • 新聞をどうスクラップしたらいいのかわからなくて買った本。
    整理することが目的になったらダメだなぁ。
    どんな形であれ、自分なりの方法れやるのが一番いい。
    ただひとつ言えるのは意識しないと「知」は蓄積されない。
    今すぐ役に立たなくても、気がついたときにパラパラめくれば
    そのときの問題を解決する答えがあるかもしれないと思う本。

  • 出版されたのが80年代だけに、PCで置き換えられる手法が多々あるもの、そのあたりは置換しながら読み進められる。

  • この前に「ニュースの読み方」を読んだので内容は被っていた。
    被っていないところで残ったのは3点

    相手にインタビューするときは仕込みをしっかり〜プラトンの対話編〜
    情報は1次〜4次、1次情報を取りに行くこと
    KJ法は割かれるコストを考えろ、頭の中でやるのがいい場合もある

  • 1984念発刊の本なので、多少なりとのギャップは感じずにはいられないけれど、
    頭の整理、情報の整理の仕方がわかる。
    そしてITが進む今日、情報というのはとてつもないpowerをもつこともわかる。
    この人は頭がいいんだなー。
    すんなり読める文章がいいです。
    無意識下の知識、が参考になり、共感できた。

    2007,june

  • 思考法・文章法など参考になる部分はあったけど、目から鱗的発見は無かったな。
    どこか『親父の自慢』感は否めない感じ(汗)

  • (2008.02.09:図書館)

  • インプットとアウトプットのしかた。
    インプットは、新聞・雑誌・書籍の選び方、情報の得方。情報のまとめ方など。
    アウトプットは文章の書き方。
    かなり古い書籍でしたが、今でも流行っているようなことを書いてあるのに驚き。
    インプットとアウトプットの間が重要である。なるへそ。

  • これはすごく役に立った

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著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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