- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061498372
感想・レビュー・書評
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以前、団塊の世代の方々とお話したときに、
「壊した後に何も作らなかったのがよくなかった」といったようなことをおっしゃられていたことを思い出してしまった。
若者であることはすばらしいとは、私は思わない。
「ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だななどとだれにも言わせまい」とポール・ニザンもいっている。ということを、子どもや若者がいいといわれるときによく思い出してしまう。
堀井さんはカルチャーと絡めて、どんどん若者が食い物にされていく様子を浮き彫りにしている。その視点が面白い。ただ、どんどん女の子がお姫様化、恋愛至上主義化していくというのは、どんなもんなのだろうと思う。ただ、私が女子代表(メジャー)とはとても言いがたいので、女子の中心はそうなのかもしれない。
逃げろと堀井さんは最後にアドバイスをくれているが、さて、私はいったいどこへ逃げようか。 -
昔はクリスマス・バレンタイン、そんなものはなかったが、いつの間にかクリスマスは恋人同士が過ごす日、バレンタインの日はチョコをプレゼントする日となってしまった。
若者たちは、あたかも大昔からその習慣が根付いているように感じているその世界で生かされているのが不幸、といった内容なのかな(ちょっと違うかも)
こういったいつのまにか作られた固定概念って怖いなって感じた -
題名から年長者の説教本ぽく見えるが、実は80-90年代の各イベントを著者のユーモアあふれる解説で、その状態の遷移を面白く語ってくれた本。題材が庶民的なので、ちょっとした脳休めにも良いと思います。
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・若者は昔ほど得ではない.そしてそのことにまだ多くの年寄りが気づいていない.
・社会の要請から避けること.本書内では文化を身につけること.
→社会システムにしばられては搾取から逃げるのは難しい. -
・携帯電話は、人と人とをダイレクトに結びつけている。皆と繋がっているということは、逃げ場がないということ。昔は、電話はもともと一つの可能性だったが、携帯電話であれば、相手が出なければ、拒否されている可能性が高い。
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2011.09.29 開始
2011.10.04 読了
良書。
1980〜90年代におけるさまざまなデータをもとに、いかに若者(日本の未来)が殺されたかが述べられている。
この本のどこかに、1983年に若者が殺された、というような表現があったのだが、見当たらなくなってしまった…。その年に3歳を迎えた自分、という視点でいろいろと考えてみたい。 -
現在のことを知りたかったが、残念ながら本書は2000年前後で終わっているので、現在とはかなり異なっている。
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ひどい本だ