奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 358
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827387

感想・レビュー・書評

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  • 3点強。面白いが複雑すぎか。

  • 全員が仮面をかぶったままという設定は面白い

    正体を隠すために~というのはわかるが、
    全員が同じ名前でというのは予想の斜め上だった。

  • 舞台の設定は変わっていて面白かったのですが、ちょっとまわりくどくてわかりにくい・・・・というのは年のせいなんだろうか。
    以前ほどこのシリーズを楽しめなくなってる自分がいる

  • シリーズとして順番に読んでいないので、暗黒館と黒猫館は未読、、、時計館の後の館シリーズになります。

    中村セイジ感があんまり無くて、、、最後もなんだか言い訳くさくて(笑)

    やっぱり、順番通りに読むべきだったかなぁ。(^_^;)

  • 館シリーズ九作目。
    顔、身体つきがそっくりな男に頼まれ鹿谷門実は中村青司の作った奇面館で行われるパーティーに行くことになった。牢獄のような作りの建物に仮面を被った招待客が集う。そんな中で殺人事件が起きる、、。

    館シリーズを順々に読み、どっぷりと世界観にはまってしまったせいか、読み終わった時どこか物足りないと感じてしまった。

  • たまに読んでみたくなる本格ミステリ。
    でも、どうしても心理描写など人物よりもトリックにかかる比重が高い。
    あーそう来たかと思いつつも、やっぱたまに読むものだなと思う今日この頃。

  • 数多い仮説が一つ一つ吟味され、少しずつ謎が絞り込まれていき、ゆっくりと真相へ向かっていく推理のプロセスは見ごたえ十分です。「被害者の首を切った理由」「招待客全員に仮面を被せた理由」などは納得できましたが、殺人の動機はありきたりでやや拍子抜けでした。
    前二作は怪奇小説よりの作品でしたが、本作は初期の「館シリーズ」のような本格もので、久々に「館シリーズ」らしい作品を読んだという充実感がありました。

  • 綾辻行人「館シリーズ」。
    ミステリなので粗筋は書きません。

    謎ときも面白かったのですが、
    舞台設定に「仮面」を使う事で、心理的な部分にドンドン肉薄してくるなかなか「怖い」話でした。
    仮面と言うのは全ての人格を否定した上で新たな人格が形作られる不思議な「もの」だと思います。
    和辻哲郎「面とペルソナ」を思い出してしまいました、、、

  • 自分とよく似た幻想小説家・日向から自分の代わりにとある富豪が呼びかけている奇妙な会に出席して欲しいと頼まれた鹿谷は、その会の舞台である中村青司の館「奇面館」を訪れて…。

    絢辻さんの館シリーズ第九作。
    今度の館は東京の片田舎にある奇妙な仮面の装飾が施されたお屋敷です。
    季節外れの吹雪の山荘、仮面をつけた参加者たち、招かれざる名探偵。教科書的なほどに整えられた舞台と惨劇の予感にニヤニヤしてしまいますね。
    殺されるのは一人だけなのでややコンパクト感がありますが、その分一つの事件に集中して読んでいけます。
    それとホラーも書いている絢辻さんらしい幻想的な描写も独特の味がありますね。
    やや閉所恐怖症気味の私としては、フルタイプの仮面が取れなくなるという展開が殺人より何より一番怖かったです…。
    しかし女子大生メイドの瞳子ちゃんはかわいかったなぁ。
    イケメン執事の有能ぶりにも癒されました。

    あとがきによると館シリーズは以前からの宣言通り第十作目となる次の作品で区切りをつける予定らしいですが、最終作にどんな「館」が登場するのか、楽しみに待ちたいと思います。
    堂々とした大作を期待したいですが、暗黒館並の長さになるとキツイなぁというワガママなジレンマ…!

  • 私の評価基準
    ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
    ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
    ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
    ☆☆ 普通 時間があれば
    ☆ つまらない もしくは趣味が合わない

    2013.7.23読了

    うーん、さすがにベテランの手になるだけあって読みやすいですし、破綻は無いです。でもなあ、うーん。
    やっぱり、この御時世、本格ものはかなり大変です。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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