社長の器 (講談社文庫)

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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849860

感想・レビュー・書評

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  • ある程度実話に基づいた高度成長期の会社社長の兄弟の話
     労働者をどのように扱うかと言うことと、会社を大きくすることとの間にある葛藤を考えさせられる。

  • 同じような言い回しで兄弟の説明が長い。また数字が多くでてくるところは正直読みにくく、流し読みをしてしまった。ちょっと期待値とはズレていました。

  • 実話に基づいているというお話で。
    当時では、かなり衝撃的だったんでしょう・・・

    兄弟でもここまで正反対であるのと仲が悪いのは
    なんでなんだろう?
    兄貴が怖すぎる

  • 一気に読める小説。物語は良くできているようで、人物の感情描写は結構表面的かも。その変わり登場人物のプロファイルを同じ表現で何度もするので、どういうキャラクターかは完全に刷り込まれる。暇つぶしにはいいと思います。

  • 昭和の話とみせて、内容はさほど古くない。でもこの業界の労使交渉は本当に苛烈だったんだろうな…。。ひとを惹き付ける力はいつの時代も最大の武器。

  • 恋愛小説として読むと当初はその純愛に感動するが、途中から非常に悲しい気持ちになる。
    企業小説として読むと、ところどころ時が飛んでおり、肩すかしに感じる。

    いずれにせよ、本書自体はミネベアの高橋高見氏への怒りから書かれたと言われているが、特に読者は読んだところむなしい気持ちにしかならないので、もう少しなんとかしてほしかった。

  • 経済小説。中小企業の社長が政治家になったり、興味が凄くある内容で、おもしろかったです。

  • 著名人5名が自ら語る経営体験記。ところどころにトップに求められる資質に関する記載がある。

  • 死んでも魂は生き続ける っていう事かな、と思った。
    本当にそうだと思う。

    生前にやっていた事は、死後も残るものもあり、さらに他人に影響をもたらすんだなー…と。

    ストーリー展開としては、最後に大逆転がくるわけではないのが意外だが、"社長の器"とは、死後も何らかの人から感謝されるような具体的な行動や人望をお持ちの方を言うんだろうな。

  • 大好きな高杉良さんのビジネス小説です。
    ・・・終わり方が・・・ハッピーエンドじゃないと凹む(^^;
    兄と弟で、社長をやっていますが、全然考え方が違います。
    社長の器って・・・と考えさせられます。
    ネタバレの為、詳細は控えますが、前回読んだ時と違った感じを受けたのは
    どんなに人望があっても、会社の経営がうまくいっても、
    自分が急に死んだ時に、家族が幸せに暮らせないなら、その人の人生設計にも
    問題があるのではないか?
    夫が急死したあと、義兄に翻弄される奥さんや子どもを見ていてそう感じました。
    自分が死んだあと、何が残せるだろうか・・・しばらく、頭から離れないかもです。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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