- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061851306
感想・レビュー・書評
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加賀恭一郎シリーズ2作目の『眠りの森』の概要と感想になります。
概要です。
捜査一課の加賀はバレエ団の事務所に侵入した男性とバレエ団員の女性が倒れている現場に向かい、男性が侵入した動機が分からないことに引っ掛かるものがあった。そこから立て続けに起きるバレエ団が関連した事件を追う中で、加賀はバレエ団という森が隠し続ける『眠りの森の美女』を目覚めさせることになる。
感想です。
まず「いつの間に捜査一課になっとるん!!」ってツッコミが第一声。前作は学生であった加賀から今作の加賀に至るまで、ただならぬエピソードを経てきたのでは?と匂わす所を感じてしまうと次回作も早く読みたい所です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
加賀恭一郎シリーズ第二作。
バレエを題材にした内容は知識のない自分でも楽しめる内容だった。
また、加賀の恋物語の側面を持ったストーリー仕立てであったことも更に楽しめた作品であった。 -
加賀恭一郎シリーズ2作目。
バレエ劇団より発生した殺人事件の真相を追う物語。
どことなく気障な表現が目立つのは発表された時代にもよるのかな(1992年発行)。
このシリーズは人間関係が複雑で気を付けないと見失う事もしばしば。
真相がやはり意外なものでした。
読み終わった後改めて最初の場面を読むといい感じのループで。 -
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>>kuma0504さん
コメント有難うございます!
確かに同シリーズの別作品で美緒の裁判で証人として出席したみたいなエピソードもありま...>>kuma0504さん
コメント有難うございます!
確かに同シリーズの別作品で美緒の裁判で証人として出席したみたいなエピソードもありましたね!
加賀恭一郎シリーズの外伝として、是非この恋物語の続編を書いて欲しいですね。。。
2019/07/04 -
何故か誤作動で、フォローが外れていました。すみません。直しときました。
「祈りのー」では「恭一郎最大の謎が明らかになる」という意味の煽り文句...何故か誤作動で、フォローが外れていました。すみません。直しときました。
「祈りのー」では「恭一郎最大の謎が明らかになる」という意味の煽り文句があったと思うのですが、恭一郎にとっての「人生最大の謎」は美緒と経緯だと私は思っています。絶対これだけで一冊本を作るべきだ、と5年くらい前からいろんな所に書いています(^_^;)。2019/07/04 -
>>kuma0504さん
再度フォロー頂き、有難うございます(笑)
確かに加賀恭一郎シリーズにおいて、美緒の存在(というか、美緒の現在の...>>kuma0504さん
再度フォロー頂き、有難うございます(笑)
確かに加賀恭一郎シリーズにおいて、美緒の存在(というか、美緒の現在の状況)は大きな謎の1つですよね!
そこに触れる作品は欲しいものです。何より、加賀恭一郎の恋物語は個人的にもニーズ大です(笑)
ただ、それ以上に加賀恭一郎の生い立ちというか母親のエピソードも凄く気になっていたので、「恭一郎最大の謎」という煽り文句も個人的には激しく同意できました。
ちなみに・・・
もう観られたかもしれませんが、「麒麟の翼」と「祈りの幕」は実写版もとても良い作品ですよ。
両方とも、何度も見てその都度号泣です。2019/07/05
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こんなハッピーエンドもあるものかと感じた。
きちんと推理小説なのに文学的な悲哀が描かれていて、作品に没頭した。
以前、ドラマを見て小説ではどうなるかとずっと思っていたが、今回達成できて嬉しいです。
青年刑事が追う踊り子の美しくも哀しい秘事華麗な舞を舞うバレエ団のプリマが
正当防衛とはいえ、レッスン場に忍び込んだ男を殺害してしまった。
捜査に当った青年刑事は次第にあるバレリーナに魅かれていく。
加賀恭一郎シリーズ -
加賀恭一郎シリーズ② バレエ界が舞台。
華やかに見える芸術の道を極めていくということは、一般人の娯楽や恋愛もご法度。狭い社会の独自のルールからはみ出すことは許されないのだろうか。
そこから生み出された芸術だから人を魅了するのか?と知らない世界を垣間見たミステリー。
バレエ団施設に侵入した男を殺したバレリーナは正当防衛か⁈ そして次なる事件が…。
演目『眠りの森の美女』の成功を祈りながら、真相に急いだ。加賀の恋の行方も読みどころ♡ 今後の彼の人生、気になるなる。
シリーズ①「卒業」で大学生の加賀は、迷った挙句、教師になると決める。教師になったものの挫折し、父親と同じ警察官になったことが明かされている。 -
バレエ団が舞台になったミステリ。
解説を読むと、著者長編小説の9作目らしい。
真相を知ると、なんと複雑な・・・!と驚き、そして未緒の今後を思って少し悲しくなる。
それに、バレエダンサーの私生活も、減量など大変そうだなぁと初めて想像した。
「眠れる森の美女」のバレエは見たことがなかったけど、描写がとても華やかで、頭の中で色々想像することが出来て楽しかった。是非生で観てみたい。
刑事の加賀恭一郎は、著者2作目の「卒業」で初めて登場し、その後も本作や色々な本に登場していて「加賀恭一郎シリーズ」と言われているらしい。 -
幕が開き、やがてそれが降りるまで、ずっと釘付けになってしまう、
まるで、バレエの舞台を観賞しているかの様な読み心地であった。
華やかな世界のなかで起こった殺人事件も、
加賀恭一郎が、関係者である美しいプリマに心奪われるシチュエーションなども加わって、
視覚的に楽しめたような、
そして
甘い余韻がいつまでも残る、
東野作品のなかでは(稀な類だなぁ)と、思った。 -
僕が生まれた年に書かれた本。ファミコンとか出てきて時代を感じた。あまり推理小説を読まないからこれが普通なのかもしれないけど、最後の謎解きが無駄なくあっさりと完結にまとめ上げられてるのは個人的には良かった。
簡潔に、的確に、伝えるのは難しいと思うけどそれが見事にできている。推理小説初心者だけど読みやすい、とても良い本に出会えました。 -
加賀恭一郎シリーズ第2作目。1作目で大学4年生だった加賀恭一郎が警視庁捜査1課の刑事となって登場。確か教師になるはずだったのに、いきなり30歳くらいの刑事として登場し、殺人事件を解決する。
あとで少し触れられているが、教師となったが辞めて刑事になったらしい。1作目で恋愛感情を打ち明けていた同級生の女性も少し登場するがやはり結ばれなかったみたいだ。刑事の父親も引退していて、相変わらずの距離のある関係だが、刑事として相談出来る存在になっている。
クラシックバレーの世界で起きた殺人事件、正当防衛と見られた事件が、そして引き続き起きた2件目の殺人事件が、加賀の推理で意外な真相が暴かれる。鍵となるのは2年前そして4年前のニューヨークでの出来事。2箇所の所轄の警察の応援として捜査に参加している加賀恭一郎が徐々に真相に迫っていく。
そして加賀恭一郎の新しい恋愛の行方が気になる終わり方は、第1作目と同じだ。3作目がこの続きになるかどうかわからないが、3作目も読もうと思う。