- Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062069687
作品紹介・あらすじ
日本は森の国、木の国です。国土の7割が森林です。さて、この本は日本人と森林との長い長い歴史についてお話をしていきます。あなたもこの本で、森林のもつさまざまなはたらきを、くわしく学び、自然を守るとは、どういうことかを考えてください。──(著者)
感想・レビュー・書評
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資料番号:020216628
請求記号:650ト -
滋賀などを舞台とした作品です。
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私たちが当たり前に思っている自然(本書の場合、主に森)にも意味があり、歴史がある。
私たちは森とともに生きているのだ。
森は私たちにとって大事な「土」を作り出している。雨水を土の奥深くに溜めておいてくれる。土砂崩れを防いでいる。川の水を綺麗に保っている・・・などなど、児童文学にも関わらず情報が豊富で、興味深く読ませていただいた。
思わず「なるほどー」と唸ってしまうような論理展開!
子どもたちにはもちろん、大人にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
「わたしたちのまわりには、森林のおくりものがいっぱいです。」
「日本は森の国、木の国です。国土の七割が森林です。」
「日本の美しい山や川――。(中略)このように、一つ一つ意味があり、重い歴史がありました。」
「自然というものは、このように、人間が利用してこそ、そだてられてきたのでした。けっして、ただ美しいからとか、めずらしいからということで、そだてられてきたのではありません。そして、人間が自然にたよろうとしなくなったとき、自然はこわされていったのです。」
「森林がたいせつな理由の大もとは、ただ一つ、森林こそ、土のつくり手だということにありました。」
「みなさんも、一本の木を見たら(中略)「この木をそだてている人が、きっとどこかにいるのだな。」と、人間のことを思いうかべてください。」 -
日本人と森林についての関りを考えた一冊。小学生でも読めます。