私らしくあの場所へ

  • 講談社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133920

感想・レビュー・書評

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  • 奥華子さんのCD付きの本があると教えてもらって手に取った。
    聴いたことのある曲だったけれど、物語を読んだ後に聴くとまた違う印象。
    そしてやっぱりとてもいい曲。

    本には6人の作家さんによる短い小説と、モデルさんと作家さんとの往復書簡と、写真まで載っている。
    ドライブシーンが多いなぁと思ったら、日産・新型マーチ協賛企画だった模様。
    「私らしい幸せへの道」を考える連載企画だったとあとがきにあるけれど、「私らしい」も「幸せへの道」も、どちらも難問のように思える。
    たくさんの分岐点が日常の顔をして通りすぎていく毎日でその道を見つけることを思うと気が遠くなる。

    正しい道を選ぼうしないことが大切かな、と思う。
    正しい道なんてないから。

    • 円軌道の外さん

      お疲れ様です。
      いつも沢山のお気に入りポチとコメント
      ありがとうございます!

      ちょっと体調を壊して返事遅くなってしまいました...

      お疲れ様です。
      いつも沢山のお気に入りポチとコメント
      ありがとうございます!

      ちょっと体調を壊して返事遅くなってしまいましたが、
      takanatsuさんは
      いかがお過ごしですか?

      普段は脳天気なO型気質だけど(笑)
      なかなか興味深いレビューに
      いろいろと考えさせられました。

      人生は正解なんてない
      手探りだからこそ、
      面白いんじゃないかって
      40年近い経験から自分は思います。

      幸せになるために
      道を探すより、
      後悔しない人生を生きるために
      自分の決断で
      行きたい道を選んでいくことこそが
      結果的には
      自分の幸せに繋がるんやないかな〜って(笑)


      てかてか、奥華子さんの曲を聞きながら
      物語に浸れるなんて
      なんて贅沢な企画♪
      我が読みたい本リスト入り
      決定です!(笑)


      2013/06/25
    • takanatsuさん
      円軌道の外さん、コメントありがとうございます!
      体調を崩されていたということですが、もう回復されたのでしょうか?
      大変な時にコメント頂きあり...
      円軌道の外さん、コメントありがとうございます!
      体調を崩されていたということですが、もう回復されたのでしょうか?
      大変な時にコメント頂きありがとうございます。

      私は相変わらずぼんやり生きています(笑)
      今の生活は幸せな瞬間も度々あるし、嫌なことももちろんあるのですが、私にとっては幸せな日々と言えるかな…と思っています。
      周りの人と比べてとか、周りの人から見てとか、価値観を自分の外に出してしまうことが不幸への道のような気が最近しています。

      「幸せになるために
      道を探すより、
      後悔しない人生を生きるために
      自分の決断で
      行きたい道を選んでいくことこそが
      結果的には
      自分の幸せに繋がるんやないかな〜って(笑)

      私もそう思います。
      あと、「あ、失敗した!」って思いそうな時は、「でもあの時はあれ以外の道を選ぶことは出来なかった」って考えるようにしています。
      いつも選択肢があってその中からどれでも好きなものを選べるわけではなくて、大体は一方通行だったり、工事中(笑)だったり、行列待ちだったり、はじき出されてしまったりで選べる道は少ないように思います。
      そして私には戦う気力が欠如しているので…って情けない話ですが…。

      「我が読みたい本リスト入り
      決定です!(笑) 」
      わぁい!是非♪
      2013/06/26
  • 親には負担をかけずに、自分で稼いでやっていけるようになりたいし、
    恋人は家族のように大切につきあっていきたい。

  • 雑誌からの短編小説、テーマは恋愛と車。わりと切なくなるのが多かった

  • 谷村志穂さんの(風になびく青い風船)と野中柊さんの(たとえ恋は終わっても)が好きでした。
    谷村志穂さんはこの作品が初めてなのでほかのもこれから読んでみようかな。

  • 2013年2月18日

    装丁ブックデザイン/近江デザイン事務所
    題字/高松佳子(近江デザイン事務所)
    撮影/近藤正一、小林久井、小林伊織、森清

  •  恋愛中、人はどうしても思ってしまう。
     相手にとって、自分は特別な存在であると。
     
     でも、他の人への態度もよく見ておいた方がいい。
     自分だって、いつかその「他の人」になるとも
     限らないのだから。

     そんなこと言っていたら結婚なんてできなくなるかも
     しれないけれど。

     

  • ふらっと読みたくなる、そんな本。

  • 最後まで気がつかなかったが、車がキーポイントだったようです。どの話もあまりハッピーな感じではない?オムニバス作品は自分の好みがわかるのでいい。そして、人によって見えているもの、考え方が違うんだということもよくわかる。

  • 2010.12.28図書館

  • 雑誌のリレー連載を収録した本。6名の作家が車をモチーフに短編を書いている。女、車、男。心の中で、なにかがコトリと音を立て、ふっと風景をかえる、よくわからないけど、時の流れをしんみり感じる短編たち。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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