- Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062133920
感想・レビュー・書評
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図書館にて。
最悪。
有名作家にせっかく素晴らしい小説を書いてもらっているのに、
その作家となんでかモデルとの文通した文面がのせられている。
そのモデルの手紙の文章がひどい!!馬鹿すぎる。
写真もおしゃれにして、CDまでつけて女性ウケをねらったつもりかもしれないけど、
がっかり。
作家と、小説に本当に失礼だと思う。
講談社も大手だからって、金に物言わせてやりたい放題するなって感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の気になる作家さんが名を連ねていたのでぱっと手に取り数時間で読み終えた。愛ではなく恋がテーマ。どれも違うシチュエーションなのに、どこかに自分と重なる箇所が出てきてふいに涙が出た。
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短編集。
しおりがきれい。
読者が作家に送った手紙と、作家からの返信の手紙、のおまけつき。
■角田光代 ふたり
同棲中。
喧嘩して、車に乗って飛び出す女。
あてもなく、明日の予定も気にすることもなく、自由にドライブ。
でも、何を見ても彼のことを考えてしまっている。
(以下引用)
そうなのだ。私はかつて自由で気軽で、それを充分味わって、それでだれかといっしょにいることを選んだ。遅くなるときは相手に断り、帰れないときは相手に気兼ねし、たったひとりで遠くにいくことのできない、そんな不自由を選んだのだった。誕生日をひとりで過ごしてもへっちゃらな自由ではなく、祝ってもらわないことに腹をたてる、そんな不自由を。
■大道珠貴 ゆうれいトンネル
僕(結構いい年)。
60代後半のミナミ。
ドライブ。
スリル。
■谷村志穂 風にたなびく青い風船
35歳女。
銀行を辞めてパリへ移住。
だけど、アパートを探すことも、職を見つけることもうまくいかない。
そんな時、出会った捨て犬をバロンと名づけ、飼う事にした。
バロンをきっかけに新しい交友が生まれ、生活基盤も確立。
しかし、日本で闘病しなくてはならなくなり、バロンを連れて帰国を決意。
だがしかし、パリの街並みを見ながら考え直し、バロンをパリに捨てていくことにした。
■野中柊 たとえ恋は終わっても
別れた男女。
女の元に男が再来。
彼を助手席に乗せてドライブ。
なんだかんだで未練を残していた女は、自分たちの恋が本当に終わってしまったと実感。
私、一人でも大丈夫だから!を、運転に込める、的な。
■有吉玉生 BORDER
彼との付き合いをやめようとするけれど、やめられない女。
アメリカからカナダへの移動中、国境を越えたら別れようと決心。
だが、案外あっさり国境を越えてしまった。
(以下引用)
自分が変わるところ?そこから新しい自分になる?いったい何を大袈裟に考えていたのだろう。やりたいことだけをやればいいだけのことなのに。そして、やれる。やってゆける。
■島本理生 遠ざかる夜
彼氏の浮気疑惑発覚。
彼氏の言い訳。
違う、相手から好意を寄せられていただけで何もなかったんだ、誰も傷付けたくなくて断れなかった、君に余計な心配をかけたくなかった。
信じる女。
だが、浮気相手からもらった手紙をビリビリに破いて捨て、受信フォルダも完全消去した彼を見て、あんなに慕っていた浮気相手の事を一瞬にしてないことにできる人なんだから自分もいつか同じようにされると思い、別れを決意。 -
女性作家の恋愛短篇小説
字が大きくて読みやすかったなぁ~(そんな感想?) -
しおりの紐がお洒落です。
角田さんと島本さんの作品のみだったけど、夜のドライブが共通点です(日産提供のため)
やっぱり、いつになっても男の人は男の人。
いつだったか友達に言われた『好きになっちゃったからしょうがないよ』て言葉を思い出しました。 -
島本理生をよんでみたくて。
日産マーチとのコラボと知らず、本を読んでる途中からどの作家もやけにドライブすると思っていたら最後にコラボだったことがわかり納得。
好きな作家、やっぱりだめだわ。と思った作家いろいろいたけど新たな発見があってよかった -
車やドライブをテーマに6人の女流作家が短編を書いてます。小説もいいけれど、モデルとの往復書簡が興味深い。特に角田光代さんが寄せた手紙にはちょっと感動しました。奥華子さんのCDも付いてるし、栞も葉っぱで可愛い♪
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しおりが可愛い本。そしてCDも付いている!(奥華子さんの。)あっという間に読み終わってしまいました。面白かったの作品は角田さんと島本さんのもの。そしてCD。他の方のは申し訳ないけどカッコばかりな気がしてちっとも面白くなかったです。
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コラボ作品ちょっとかわってておもしろかった
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女性誌『FRAU』に連載されていた、女性とドライブをテーマにした女性作家のアンソロジー。
作品と対になってモデルと作家の往復書簡がある形式が女性誌っぽい。
並んだ作家の顔ぶれは、ベストセラー作家ではないけど、それぞれ作風が確立していてしっかり読ませてくれる予感がする人ばかりで、編集者の人選が嬉しくなる。それにしては一編が短いのが非常に残念。角田光代の物語が一番手堅く、おもしろかった。