犬に本を読んであげたことある?

著者 : 今西乃子 浜田一男

• 講談社 (2006年6月21日発売)

感想・レビュー・書評

[mさんの感想 · 2023年7月18日]

読書介助犬オリビアのお話
本をうまく読めなくても犬は決して笑わない
黙って聞いてくれる

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年10月6日]

K019
「おちこぼれだった子どもたちが自信にあふれた姿に変わっていく魔法の“Ｒ．Ｅ．Ａ．Ｄ．プログラム”。現在、アメリカ、カナダで１０００を超えるボランティアの飼い主と読書介助犬のチームが活躍している。犬に本を読んであげることが、子どもにとってなぜ、これほど大きなことなのか。子どもと、そして、子どもに関わるすべての人に贈る、大きなヒントに満ちた一冊。」

目次
プロローグ　土曜日の図書館
第１章　出会い
第２章　本が嫌いな子どもたち
第３章　リーディング・ドッグ、オリビア
第４章　オリビアの魔法

著者等紹介
今西乃子［イマニシノリコ］
大阪府岸和田市生まれ。シンガポールホテル勤務、航空会社広報担当などを経て、フリーライターからノンフィクション作家に。世界の子どもたちの取材をライフワークとし、現在、小中学校の総合学習の授業なども行っている。ＮＰＯ（特定非営利活動法人）「アジア教育支援の会」広報アドバイザー

[犬 一生そばにおれさんの感想 · 2022年12月28日]

学校でスクールドックっていうプロジェクトをやったんだけどその時に出会った本
将来この道に進みたいなと思った

[5ma4baさんの感想 · 2018年2月12日]

こんな風にそばにいてくれるのが犬だよなあ。なんて優しい顔してるんだろ。うちもやったことあるけど、本読むと意外に聞いてくれる( ´ ▽ ` )ﾉ

[oriduru1970さんの感想 · 2017年8月11日]

アメリカには読書介助犬という犬の仕事があるらしい。
読書介助犬がテーマの絵本を前に読んだ。

[二次元研究所さんの感想 · 2015年11月14日]

4-06-213432-2　221ｐ　2006・6・20　1刷

[tmk178さんの感想 · 2015年6月5日]

題名に惹かれましたが、まっとうなボランティアの話でした。

読書介助犬というのでしょうか。
吃音や発達の遅れ、引っ込み思案な性格など、いろんな悩みを抱えている子どもに対して提示するのが犬に本を読んであげること。

犬（もちろんよく訓練された）はどもっても声が小さくても訛りがあっても笑わないし、真剣に聞いてくれる。
その自信が次につながるというもの。

おもしろいプログラムを考え付くな、とおもいました。

図書館猫の話はありますが、犬を図書館に、ってアイデアは面白いですよね。

しかし、日本ではアレルギーとかの問題で難しいんだろうなぁ。

[ytomaruさんの感想 · 2014年4月4日]

「読書介助犬」の存在を初めて知りました。

読書が苦手な子は読むことが楽しくなるだろうと思いました。この本の中では音読が中心になっていますが。

自分が気に入った箇所は以下のところ。

１１６ページより
「自分の年齢よりレベルが低い本を読むことは、屈辱的なことではない。大人だって絵本も読むし、児童書も読む。なにもむずかしい本を読むことだけが読書ではない。まずは、本の世界に入り込める想像力を身につけることが、読書好きになる最大のポイントだ。絵だけが描かれている本であっても読書はできる。そして、ストーリーを絵から創造することは、子どもにとって、もっとも楽しい読書である。」

リーディング・ワークショップ（読書家の時間）の考え方ともつながります。

[bando-liblibさんの感想 · 2013年1月13日]

坂東市の図書館【蔵書紹介】図書館では児童書になっていますが、大人に読んでもらいたい。語弊があるかもしれませんが、いわゆるおちこぼれといわれる子どもたちへの教育プログラムのひとつです。が、読み進めているうちにそういった教育的な志向は心から吹き飛んで、子どもたちの様子に心があたたかくほわほわしてきました。

[ぽつねん。さんの感想 · 2012年9月3日]

落ちこぼれだった子供たちが、犬に本を読み聞かせてあげることによって自信に溢れた姿に変わっていく。
READ(Reading Education Assistance Dogs)プログラム。
動物モノ、たまらん。

著者プロフィール

児童文学作家。（公財）日本動物愛護協会常任理事。著書『ドッグ・シェルター』（金の星社）で、第36回日本児童文学者協会新人賞を受賞。執筆の傍ら、動物愛護センターから引き取った愛犬・未来をテーマに、全国の小中学校を中心に「命の授業」（講演会）を展開。主な著書に、『犬たちをおくる日』（金の星社）をはじめ、累計45万部突破のロングセラー「捨て犬・未来」シリーズ『捨て犬・未来　命のメッセージ』『捨て犬・未来、しあわせの足あと』ほか（岩崎書店）、『捨て犬未来に教わった27の大切なこと』『いつかきっと笑顔になれる　捨て犬・未来15歳』（小社刊）など多数。

「2023年 『うちの犬（コ）が認知症になりまして』 で使われていた紹介文から引用しています。」