変愛小説集

制作 : 岸本 佐知子  岸本 佐知子 
  • 講談社
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本棚登録 : 540
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062145442

作品紹介・あらすじ

現代英米文学のなかから、変愛かつ純愛小説を集めたアンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 何かを求める心についての短編集。自分が欲深過ぎるせいか、いわゆる恋愛のバリエーションであるような話には(不思議ちゃんのドヤ顔が思い浮かばれて)あまり興味を引かれなかったけれど、以下の4編はよかった。

    レイ・ヴクサヴィッチ「僕らが天王星に着くころ」奇想とごく普通の人間関係のブレンド具合がいいかんじ。
    ジェームズ・ソルター「最後の夜」わりとありそうな話なんだけど、文章がひやっとしててはっとさせられる。人生を「何も考えずにただ読み進む」ってこわい。
    ニコルソン・ベイカー「柿右衛門の器」あ、それやっちゃってもいいか!という気づきが気持ち良かった。
    ジュディ・バドニッツ「母たちの島」男だけ・女だけの息苦しさ。このあとあの4人組はどうなるのか、長編で読みたい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「不思議ちゃんのドヤ顔が思い浮かばれて」
      まぁ「変愛小説集」ですからね。
      「柿右衛門の器」コレは最高ですね。ニコルソン・ベイカーは「もしもし...
      「不思議ちゃんのドヤ顔が思い浮かばれて」
      まぁ「変愛小説集」ですからね。
      「柿右衛門の器」コレは最高ですね。ニコルソン・ベイカーは「もしもし」が結構好き。
      2012/09/24
    • なつめさん
      ニコルソン・ベイカーは大昔何冊か読んだはずなのですが全然内容を覚えていないのです。再読が楽しみです
      ニコルソン・ベイカーは大昔何冊か読んだはずなのですが全然内容を覚えていないのです。再読が楽しみです
      2012/09/24
  • バリエーション豊かで楽しい短編集。
    以下気に入った書き手の人。

    アリ・スミス「五月」 
    「あのね、私木に恋してしまった。もうどうしようもなかったの」この本のド頭です。これでがっちりつかまれてしまいました。
    1人称で饒舌にドライブしていく感じが好き。

    ジェームズ・ソルター「最後の夜」
    岸本佐知子さんの言葉を借りれば「激苦」な短編。
    夫婦のダークサイドを異常な緊張感で描いていて、良し。

    全部変だけど、愛についての話です。
    故にカッティングエッジかつポップ。ドープかつキャッチー。
    素晴らしいと思います。
    ガイブン読まない人にもおすすめできるのではないかと。

  • アリ・スミスの「五月」に一番惹かれた
    わたしも木が好きだ
    この物語では、木に恋した瞬間やその恋い焦がれていく心情が綴られ、わたしまでうっとりしてしまう

    すっかりわたしのなかで変愛が根付いてしまった
    恋をしているときは誰もが変なのだ

  • 文学

  • いやぁ〜、楽しませていただきました。俺的に岸本佐知子さんは、ナンバー1アンソロジストに決定!噴き出す場面もあるけどグロテスクな味わいもある『リアル・ドール』がお気に入り。収録されている作家の短編集も面白そうだ。

  • 概ね愛で、変な愛だからこそ、愛の本質、エゴイズムが浮き彫りにされている。これは愛か?という作品もあるが、文学の可能性を、地平を切り拓いた短編集として、読み甲斐がある。

  • 「五月」
    木の描写が美しかったなー。
    そんなに強く何かを想えない。

    「僕らが天王星に着くころ」
    「セーター」レイ・ヴクサヴィッチ
    この方の他の作品も読んでみたいな。
    セーターを着るなんて、誰でも経験(経験と言わないくらい当たり前の行為)したことのある行為なのに、どうなっちゃうんだろうってドキドキした。アイデアが面白くて素敵だな。

    「ブルー・ヨーデル」
    俯瞰した映像が浮かんでくるようで
    なんだか映画みたいだった。

    「母たちの島」
    2人の彼女と男の子たちが幸せを見つけれらるといいな。

  • 岸本佐知子さんが翻訳された本を読んでみたくて。かなり変わった愛の物語が11話。「僕らが天王星に着くころ」が変で不思議だけど、切ない感じで好きな話だった。「リアル・ドール」の男の子の愛は異常すぎて苦手。

  • 短編集。翻訳。『小泉今日子書評集』にて。十一篇の変愛物語。

  • 小泉今日子書評集で気になったので呼んでみた。変愛の面白さはまだ私にはわからなかった・・・。

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