影法師

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1316
感想 : 256
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162241

感想・レビュー・書評

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  • 時代小説+男の夢と友情の物語
    構成とか趣旨がに永遠の0にそっくりで、最初のうちは「二番煎じ?」と思って読んでいたのですが、読むにつれて話にグイグイ引き込まれていきました。
    永遠の0を読んだ後でも十分楽しめます。

  • 武士の世の話だったため、読みにくなったが、男の友情には感動した。
    そこまで人のために影になって働くことができる友人をもてたことがうらやましい。

  • 友のために何ができるか…
    彦四郎の生き様にただただ驚くばかり。
    後半にもしや…となんとなく先がわかり読みつつも、事実を知ったときの衝撃に心を動かされた。

  • 光と影と言うより、タイトル通りまさに『影法師』
    二人の男が刎頸の契りを交わした友情の物語。
    友情とは何か?多種多様の想像ができる内容であった。
    勘一の意志の強さ、行動力、人間力に彦四郎は惹かれたのではないか。
    一方、勘一は彦四郎の強さに憧れ、不可解な行動に首を傾げながらも最後まで信じた。
    父親と万作の生き様を目のあたりにし、「自分の命は天が握っている」こういう勘一の天命に任せた行動力には誰もが憧れる、もし実在すれば、会ってみたいし、少しでも近づきたい。しかし、それほどまでの男ではあるが、彦四郎は自分の人生を擲ってまでも、あのような行動ができたのには、他にも理由がありそうだ。
    読了して不思議に感じたのが、真相をみねに話す場面が描かれていなかったことだ、みねと彦四郎の関係から、描かれていても良いのではと疑問を抱いたが、文庫本の袋とじのことを知り、自分の中で憶測が飛び交った。(袋とじの内容に興味はあるが、見なくてもいいとも思っている)
    彦四郎はなぜ勘一と会おうとしなかったのか、自由の身ではないとはいえ、会う手段はあったはずだ、そこにもみねとの関係がなきにしもあらずと考える。
    読者には、彦四郎の行動に千差万別の意見がありそうだが、彦四郎は二人に『生きる喜び』と、『生きる勇気』を与えられたのだと想った。(筆者が小説を作るうえで大切にしていることだという)
    勘一は真相を知り、友への感謝の表れなのか、切ない気持ちなのか、別の想いがあったのか、あふれる想いが抑えらきれず幼い頃以来流していない涙がすべてを物語っているようである。

  • 資料ID:21302206
    請求記号:913.6||H

  • 2014.3.19 彦四郎思いがすごかった。影法師というタイトルを意識して読んだせいか、もしかしてこうなのではと予測をしてしまい、それがみごとにあたり、最後の大どんでん返し的な衝撃をあまりうけなかったのが、残念----!!!最初の少年時代の話のあたりがよかった。胸にぐっとくる場面も多かった。百田さんらしいな。時代物って始めてかも。読みやすくて面白かった。彦四郎の声がもうすこし聞きたかった。彦四郎が好きだった。

  • ちょっと悲しいお話でした。
    家柄も頭もよく剣の腕も立つ人も、生き方は無骨だったのかな。武士的な一直線な生き方を見た気がします。

  • 童話では、泣いた赤鬼が大好きな自分にとっては、一気に読むことができました。
    面白かった。

  • 泣けた。影として生きることで、人を生かし護った。男の美学?自己犠牲なんて哀しすぎる。自分の命を懸けても護りたいと思える友に出会えた事は、しあわせだったに違いないが。
    [2014.03]

  • 時代小説はあまり好きではないのに、一気に読めた作品。
    “友情”という言葉では足りない二人のつながりの深さが感動的。ただ自分の人生をなげうってまで陰から幼馴染を助けようという重い決断の根拠をもう少し描いてほしかった。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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