影法師

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1316
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162241

感想・レビュー・書評

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  • 竹馬の友の生涯に渡っての友情は、大きく運命を変えることになっても、変わらず続き、他の人のために生きる物語は感動を覚えた。

  • 「友の夢を聞いて、簡単に忘れられるものではない」

    下士の出から国家老の大出世を果たした勘一と、その運命の友、彦四郎の長い物語。

    彦四郎は文武ともに優れ、いつも彼を超えることはできなかった勘一。
    二人が武士として出仕し、勘一は代官となり国と民のため、干拓の事業を一生の仕事と見据える。

    一武士に過ぎない勘一の大それた夢に、彦四郎は何を託そうとしたのだろうか。

    光輝く道が約束されていたはずの彦四郎は、誰にも知られることなく影法師となった。

    最後に友の想いを知り、亡き友のために武士一生に一度の涙を流した。「武士の子は泣くな」
    初めて出会ったあの時、そう言った友のために。

  • 深い。お互いの想いの深さを、しみじみと感じる作品。江戸という世に翻弄されながらもそれぞれの生き様の中に価値を見出し、生き抜いた彦四郎と勘一はどちらも正しく、ゆえに哀しさを感じる作品だった。

  • 百田尚樹さすがです。一気に読まされました。友情と武士の社会、胸が熱くなるほどグッときました。

  • 勘一と彦四郎の話。

    身分に違いのある二人。
    彦四郎の生き方、私は好きだ。
    勘一(彰蔵)の男泣きが涙を誘う。

  • 2013-12月15日
    やっぱ百田直樹、面白い。武士の矜恃自分を捨てて友のために黙って尽くす男、素晴らしい❗️
    さわやかだ。

  • 主人公に対する“影法師”の感情がイマイチピンと来ない作品。何故そこまで献身的になれるのかという根拠がチト弱い

  • 勘一と彦四郎の友情。友情と言う言葉では軽すぎる。このふたりの関係はとても硬い。共にそれぞれを想う気持ちの強さは羨ましい。しかし世の中の光と闇、ここまでとは。ひとりの男として見習いたい部分が多くあった。今の自分が抱える悩み、問題、比べてしまうとちっぽけだと思える。生きる勇気を貰える。

  • 男臭いアツい話

  • 感動。同時に、影として生きた人生を考える。友ならそんな生き方ができる?国の為に必要な人間の為なら?

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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