- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062162241
感想・レビュー・書評
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江戸時代のある家老の話。下士侍の主人公が竹馬の友によって家老にまで上り詰める過程がおもしろかった。
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一気読み
「転機」に必ず影で助けてくれた深い友情
磯貝彦四郎の動機をもう少し描いて欲しかった -
時代小説が好きな私は1日で読んでしまった。
竹馬の友の勘一と彦四郎。
異例の出世を果たした勘一に対して、不遇のまま生涯を終える彦四郎。
竹馬の友の出世を影法師となり助ける彦四郎の心根に感動。 -
百田尚樹の時代小説。
竹馬の友の勘一と彦四郎。下士の生まれながら干拓の成功などで、異例の出世を果たし、筆頭家老にまで登りつめる勘一に対して、彦四郎は不遇のまま生涯を終える。
勘一は彦四郎の不遇の死を調べていくうちに、自分の出世の影に影法師として尽くした彦四郎の行動を知る。
勘一のために己を犠牲にして尽くした彦四郎の生涯が物悲しく感じるが、物語として非常に感動的なものだった。 -
百田さんの小説を読むのは「海賊になりたかった男」に続いて2冊目だが、すごい能力を持ちとことん良い人が登場することが共通している。
そんな良い人がいるのかなどと思いつつ感動してしまう。もう少し百田さんを読んでみよう。 -
2013年の本屋大賞『海賊とよばれた男』で大ブレイクした 百田尚樹さんの 2010年の作品。
北陸の小藩である茅島藩という架空の藩を舞台に、下士の生まれで父親を亡くした 勘一と、中士の家の次男で 学問も剣の腕も人並みはずれて秀でた彦四郎の物語。
勘一は出世して その信念を遂げるが、彦四郎は落ちぶれて野垂れ死んでしまう。
その死の裏には友人を助けるという強い決意があった.......
永遠の〇も、稀代の飛行機乗りである宮部が、ある意図を持って死に向かって行くのだが、力のある者がだれかのためにその全てを捧げるという構図が百田さんは好きなのかもしれない。
が、『影法師』では、その構図にもっていくためにツクリ過ぎちゃったね?という感じが否めませんでした。 -
身分の違いから、順調に出世できないものと、初めから約束された者。
それでも、自分の道を歩む事により、人生は思わぬ方向へ動いてる。
男性作家ならではの視線で書かれてると思う -
2013.8.9読了。図書館。大変面白い時代小説だった。貧乏下士が筆頭国家老になる物語。友人の関わりがクライマックスだった。
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時代は江戸。下士だった、勘一は、一生涯の友彦四朗に、何度も助けられる。そして、下士から家老にまでなった。田畑を切り開き、百姓の暮らしを楽にして、鳥籠をつくり、国を潤わせる。影で生きることを決めた彦四朗は、勘一にわからないように彼を助け続ける
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もう少しスッキリしたかったです。
良い話でしたが、深い関係性をもっと示して欲しかったです。