「産む」と「働く」の教科書

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188494

作品紹介・あらすじ

NHK、読売、朝日、日経で話題の「学生のための
妊活講座」がついに一冊の本になりました。
https://www.facebook.com/goninkatsu/info

「卵子の老化」を知らなかった。妊娠にそんなに年齢が
大事なんて、知らなかった・・・

仕事と子育ての両立って、自分にはできるのかしら? お母さんは専業主婦だったから想像できない?

30歳以降の自分が見えない。キャリアウーマンにはなったけれど・・・

そんな声を多くの方から聞きます。

私たちは、そんな声をなくしたい。
「学校では教えてくれない卵子や妊娠の話」
そして「働きながら産み育てるライフデザイン」を
「妊活バイブル」「女子と就活」の著者が大学・高校へボランティア出張授業します。

東大、早稲田、慶応、昭和女子大など数々の大学で話題の授業をぜひ書籍で体験してください。

全授業内容がみられる動画サイトははこちらです。→
http://www.youtube.com/user/goninkatsu

感想・レビュー・書評

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  • 女子学生のライフプランには、仕事、結婚、育児の三つの山がある。よく言われる卵子の老化はなぜ起きるのか。高齢の男性も不妊の要因なので、結婚相手の男性もあまり年齢差がないほうがいい。20代で仕事の達成感を持ち、生涯働きつづけられる環境に身をおく。育児に協力的なパートナーを見つけるには、まず自分が経済的に相手には依存しないこと。

    女子のみならず男子にも読ませたい方がいい、わかりやすい本。中高生の図書館に置いてほしい!

    女性にも生涯働くことを勧める。最近は男でも「専業主夫になって養ってもらいたい」などとふざけたことを抜かす情けないのもいるらしいが、女性でも同じ。

    しかし、目下、心配なのは男女問わず、雇用環境が悪化していて、理想通りのライフプランが実現されにくくなっていることだろう。

    「自分の人生の豊かさは結婚相手に決めてもらうものではない」という一文が重い。ほんと、そうだよな、と思う。

  • 記録

  • 2019/02/14読了


    結婚する 子どもを産む 働く

    今の女性の働き方のいろはを解説。
    どちらかというとキャリアウーマン向けの本。
    ただ、不妊とか、出産時期 費用については参考になりそうな記載があった。
    キャリア至上主義ではないので何も言えんのですが、同世代の女性は読んでおいてもいい本。

  • 書名通りの内容。客観的数値を元に、日本における女性の結婚観、ワークスタイル、妊娠における課題に光を当てている。女性だけでなく、男性も読むべき。早く知るほど良いと思う。染色体異常と、卵子の劣化については生物学を専攻したため、既知の事実であったけれども、さらに踏み込んだ内容と不妊治療の種類とステップも説明されていて、有益だった。
    正直、私はこの手の本を読むことにより、自分の人生ががんじがらめに、あるいは頭でっかちになってしまうことは好まない。しかし、だからといって無計画、無頓着、当事者意識ゼロというのは問題であると思った。それは私だけでなく、夫においても当てはまるし、もっと広く考えれば、企業全体、上司、学生、社会全体が考えるべきテーマだと思う。
    高齢化まっしぐら、妊孕について正しい知識を持つ女性が極めて少ない国であるという事実がある。つまり、全員が当事者意識を持って、この問題について考えるべきだろう。

  • 本のタイトル通り。
    女性のライフイベントを踏まえて、出産も仕事も両立するために、どんな選択肢が取り得るのか、ということがアドバイス的に書かれている。
    まさに、こういう情報を知っていたから今の私があると思う。
    けれど、みんながこうなっていいのかという違和感も一方ではある。

  • これ、高校生〜大学生の頃に男女問わず全員読んだらいいんじゃないんだろうか。

    仕事、結婚、妊娠の現実を客観的に示してくれる。これを知ることによって進路や選択を変える人もいるのではないか。

    具体的には…
    ・卵子の数を反映するAHHというホルモンは加齢で減るが個人差が大きく、人によっては若いうちから減少する人もいる。若ければ大丈夫というわけでもないし、年取ってから難なく子供ができる人がいる一因。

    ・独身の3人に2人は恋人なし、7割が実家にいる

    ・生涯年収
    28歳で退職、その後パート 4767万円
    28歳で退職、34歳から正社員 2億円
    ずっと正社員 2億8500万円

    ・不妊治療をして授かる割合は32歳まででも20%、40歳で8%、45歳で0.81%である。1回30万の治療も。思ったより厳しい。

  • 20になったらもっかい読み直そう、と思ったけどもう20歳でびっくりした。
    25で結婚したいな…う…う…う…結婚…うううううううううううううううううううううううううううううううううううううあううううう失敗できない
    私のこと好きで、綺麗好きで、落ち着いてて、趣味がある人、個として自立してる人がいたら、その人のことを愛そう。考えるのをやめた

  • 卵子の数は産まれた時がマックスで生理が来るたびに減る、卵子も歳をとる、産まれもった卵子の数が少ない人は20代で閉経することもある、等々、知らなかったことがたくさん。
    大学生の頃に読みたかった。
    息子が大きくなったら読ませたいが、息子が就職する頃には、本書籍に記載されている内容が当たり前に知られている内容であってほしいとも思う。
    良本。

  • あなたは何歳で死にますか?
    やっと20歳を過ぎたと思ったら、もう4分の1が終わってしまった。そう考えると、あっという間だ。


    自分から知ろうとしなければ、誰もちゃんと教えてくれない、ライフプランのこと。
    でも、本当に「自分の人生」と考えるならば、自分で知っておかなければならない。そこにいつ気がつくか、そして、行動するか。

    本書は、読みやすく、わかりやすい。あと、卵子の年齢もはじめて知った。
    就活を通し改めて自分の軸を考えるきっかけになった。
    是非男性にも読んでもらいたい。

  • セミナーにむけて白河さんの本を予習しておくの巻その3

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著者プロフィール

国立成育医療研究センター
周産期・母性診療センター 副センター長。山形大学医学部附属病院講師、山形大学医学部助教授をへて2002年より現職。専門は生殖医学、不妊治療。不妊治療の最前線で長く活躍する一方、加齢による妊娠率低下や高齢出産リスクに関する啓発にも力をいれている。日本産科婦人科学会倫理委員会・登録調査小委員会委員長。東京農業大学客員教授、近畿大学客員教授。白河との共著に『妊活バイブル』(講談社)がある。政府の「少子化危機突破タスクフォース」諮問委員。

「2014年 『「産む」と「働く」の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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