八ケ嶽の魔神 (文庫コレクション―大衆文学館)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 30
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062620437

感想・レビュー・書評

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  • 個人的には神州纐纈城の方が好み。
    こっちはそれよりも不気味さとか残忍さが抑えられててそれが逆に神州纐纈城を読んだあとやと物足りなく感じてしまった。
    ただ国枝史郎の作品のなかで珍しく完結しててまとまりの上では高く評価されてるように、確かに物語があっちこっち行ったりせずに一貫して葉之助という主人公の不幸な生まれから養子にとられて活躍したり事件に巻き込まれて呪いにかかったり、そして母親の悲願を遂げるまでを描いててわかりやすかった。

  • 非凡なストーリーテラーだ。目くるめく物語が展開し、一気に読ませる。描写が映像的なのも国枝史郎の特徴だろう。

  • 作者の代表作の一つらしい。
    前に読んだ『神州纐纈城』は未完で驚いたので、これもそうではないかとドキドキだったが、ちゃんと完結していた。しかし伝奇小説は未完である方がよいという説もあるし、そういう意味ではこじんまりまとまっている方なのかもしれない。
    一人の姫をめぐった兄弟の戦い、その末裔の山窩族と水狐族の戦いを背景に鏡葉之助という青年の波乱万丈な運命を描いた話だが、この主人公も内面に善と悪を抱え込んだ人間で、「それでいいのか」と突っ込みたくなることもしばしば。種族と種族の戦いで盛り上がるところも、そんな昔の因縁は忘れて仲良くしろよはた迷惑な、と思ってしまう。伝奇小説には向いてないのかも。
    それでも読んでいる間は、次はどうなるのというワクワク感でどんどん読み進んでしまった。豪華絢爛な物語。

  • 2009/10/25購入
    2013/11/24購入
    2014/1/12読了

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