- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062645973
感想・レビュー・書評
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浅田次郎さんの本を読んでいると、なんの変哲もない文章なのにパズルをはめていくような気持ちよさを味わいますね!だいすきだー
ラスト、というよりもそれまでの旅が素敵で素敵で。
浅田さんの描く男の人は本当に格好よいです。薄汚れた服の中身は粋で健康的で、読む側も前向きで爽やかな気持ちになります。
大好きですが他の浅田作品との兼ね合いで星よっつ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感涙。銀座線の狭苦しさや空調の効きの悪ささえ愛しく思えてくる。メトロに乗って、俺も頑張らねば、半蔵門線だけど…。
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地下鉄を舞台に現代・過去を行き来し、
兄の自殺の真実、ワンマンで反抗を続けてきた父の真の姿を、
目の当たりにした小沼真次は、何を思い、どこにたどり着くのか?
現実的にはあり得ないが、あったら素敵な内容。
最終的にはすごく悲しい物語であったが、読んで良かったと思える内容。
さすが浅田作品といったところで、実に安心して読める。
映像化されたものも見たいと思う。 -
映画も見ました。
映画を見てからだったので景色やキャラクターなどイメージしやすかったのもあるかもしれないけど、本だとさらに感動ですね。 -
映画が先でしたが、あのSFみたいな部分が小説ではどうなっているのだろう?
と思い読んでみましたが
映画以上!!
原作って、本当にいいもんですね〜 -
地下鉄を歩いているとタイムスリップして、自分の父親の過去を垣間見る。
その話の流れがさすが浅田次郎、うまい!
えー、そんな!!(悲)、(笑)、(驚)いろんなバージョンがちりばめられている。 -
切ない。
あまりにも切な過ぎるラスト。
もっぱら小説はミステリしか読まない私ですが
本作は読んで良かったと思いました。
しかしこんなに余韻が残るなんて。 -
今さらでしょうが・・・
私は先に映画をTVで見てしまいましたが、読んでみても良かったです。
読み終えて・・・
田舎に残してきた両親に会いたくなりました。 -
人が思う過去の出来事とか、関わった人の印象って、一部分しか記憶されないものなのだろうね。
この小説の場合、父親のことを毛嫌いして嫌な思いしか残っていない。
そして、地下鉄に乗って過去へ戻るうちに父の一生を知ることになる。
タイムスリップものは、私は好きです。
序盤の家族崩壊や憎しみみたいな話から、過去に戻るたびにどんどん引き込まれていき、なんとも言えない愛を感じ胸が熱くなっていきました。