- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062646499
感想・レビュー・書評
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1200個の密室の幕は上がった。。
これちゃんとした解決できるの?
まさか夢オチってことないよね。
……奇跡の答えをどうぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとも荒唐無稽な殺人事件。
この本で一旦解決するのかなぁと思いきや、ただただ事件が起こるだけで終わってしまった。夜に部屋で読んでたから怖かったわ!
続きを読まなければ…! -
--------------あらすじ----------------
1994年1月1日0時1分にマスコミ各社と警察、日本探偵クラブに密室卿なる人物から、『犯罪予告状』が届く。
“――1200個の密室に1200人を殺す”
日本探偵クラブ(Japan Detective Club)略して”JDC”を中心に世紀の大事件が起きる。
“神通利気”を駆使して推理をする超絶メタ探偵九十九十九。美青年過ぎて人を失神させてしまうためサングラスをしていた。
JDCにはツワモノ、強烈なキャラクターばかり。
さあ、謎は解かれるのか?
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流→水(上下巻)という作りになっており、本書は流である。
清涼院流水のデビュー作であり、第二回メフィスト賞受賞作品。
とにかくどんどん事件が多発していく。下巻が解決編となっており、上巻は事件の描写に徹底した作りだ。
上巻を読了後の感想は、全く推理が出来ない……。
一つ一つの事件はとても観察が深く、短い話ではあるがなかなか読ませる話になっている。
流水小説と自負しているように、文体はとても読みやすい。
全体をとおして読まないと、足元をすくわれる。
初流水に、挑みます! -
なんか読んでおかなければいけない気がしたので。淡々と密室が築かれ、人が殺され、状況が説明される。繰り返される中で少しずつ明かされる追加情報もなにか肩すかしをくらうようなものばかり。こんな荒唐無稽な夢のなかみたいな話の羅列が伏線になるのか?なんて思ったけど、読むうちにならないんじゃないかと思えてきたw 多分面白いところそこじゃない気がする。そういう意味で次巻以降が楽しみ。どんな奇抜なことしてくれるのやら。
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新しい年のはじまり。密室卿を名乗る人物からマスコミや警察にFAXで犯罪予告状が送られた。そして、予告の通りに殺人が実行されていく。およそ不可能な状況下。それはこの世界のいたるところにある自然の密室。
本書のみで何かを語ることはできないだろう。とにかくひたすら密室で殺人が起きて本書が終わる。もともと一冊分の単行本を文庫化にあたり上下(流・水)に分割して出版したものなので仕方がない。と言ってもこの作者、最初からこれを狙って執筆している。コズミックと対になるジョーカーを本書の後(後編の前)に読むと仕掛けがある。(らしい。)全ては最後まで読んでからのお楽しみ、という訳だ。
ところで、某書評サイトのジョーカーの書評を読んでかなりショックを受けているのだが、これだけの殺人を起こしておいて理に落ちる解決というものがもしかしてないのだろうか?なんとなく本格推理小説だと思いこんで読み始めたのだが、実は違うのではないかという疑惑が。確かに「一体こんな犯罪をどうやって実行するんだ?」と、ありそうもない状況に首を捻りながら読んではいたが、それは解決編があるという期待でもあるわけだ。今更、たとえば「妄想でした」とか「夢の世界です」とか「超能力者です」とか言われたら怒り狂うぞ! (2002-10-17) -
壁に投げつけたくなるというのがよくわかりますね。
でも、それは読んでる最中の話で、最後まで読んだ暁には、ジョーカーをゴミ箱に捨てて、すっきりする話に変わります。とはいえ、それは真夏に清涼飲料水を飲み干したときの清々しさにはほど遠く、虚脱感の方が勝ります。
例えるなら、補強のためと聞かされて、明らかに余計な装飾を施工主に叱られながらも取り付けさせられ、のちに結局それが不必要だと判明し、憂さ晴らしにその装飾を破壊するときの気持ちでしょうか(なんだそれw)。
いっそのこと、キャラが文字に埋没して行く中で唯一、人間が見えたような気がした優を主人公に据えて、漂馬とのボーイミーツガールにしてしまえばよかったのではと思います。
順番ですが、コズミックの水を最後に読めば、あとはどうでもいいと思います。これを先に読むと、ジョーカーを読む意味がほぼなくなります。が、それでもいいのではないかという気も・・・・ -
なんだかんだでさ、ちゃんと文庫を例の順番どおりに全部読んでしまうだけの力量がるよね、この人って…。余計に悔しい…!!!
最後に本をブン投げるよ、と散々周囲の人々に言われていたのですが、図書館の本だと思いとどまりました。
ちくしょう…でもサクサク読んでしまう…!!トンデモなのに!! -
ジョーカーまで読了後、読む。
1年間に1200個の密室で1200人を殺す、という犯罪予告が警察に届く。
その予告通り、次々とありえない状況で殺人事件が起こる・・・
びっくりするほどのトンデモ本で、いっそ、清々しかったです!!
読み終わった後、思わず本を投げつけようかどうしようか悩んだのは生まれて
始めての経験でした。。ふふふ。。
しかし、嫌いじゃないんだよなぁ。困ったなぁ。
・・・しかし、九十九十九総受けとか・・・
めちゃめちゃ気になるじゃないですかっ!!(^-^;; -
密室卿がスパーンスパーンと首を斬り飛ばしていきます(この表現とは内容と若干違いますが)。
とりあえずこの本だけでは何も解決しないので続きを読まないと。 -
「1年に1200人を密室で殺す」という予告状が警察などに届き、実際密室で人が次々に死んでいく。まぁこの本は話の導入って感じなので結構退屈ですけど、後が凄い。