狐罠 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 819
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062648547

感想・レビュー・書評

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  • ギャラリーフェイクを思い出してしまった。話はもっと複雑だけど。面白かった。

  • 蓮丈那智シリーズで登場する旗師の宇佐美陶子さんが主人公の話です。まだ駆け出しのころから、凄味のでる存在に変身する物語ですね。古美術商が贋作をどう扱うかという視点ではとても面白く読めました。

  • 冬狐堂シリーズの第1弾「狐罠」読了。自分の鑑定眼を武器に骨董品を商う「旗師」である宇佐見陶子を主人公にした古美術ミステリー。同業の橘薫堂から贋作を掴まされ、プライドを引き裂かれた陶子は「目利き殺し」を仕掛け返すことを決意するのだが。。面白かった。古美術界という富と欲望が渦巻く世界を舞台に、一癖も二癖もある人物が登場する。騙し騙される売買の描写、贋作の説明、どれも新鮮に感じられた。また殺人事件を追う刑事と陶子の駆引きなど、引き込まれる要素が目白押し。美術、骨董品に興味のある方はオススメ♪

  • 緻密なプロット組立と登場人物の存在感がすごいです。

  • 古美術の意識が無くても、ミステリとして十分楽しめた。ただ推測推理が多い気が若干。

  • 視点が頻繁に変わるが、決して読みにくいこともなく、かえって謎に対して多角的に向かっていく感じがよかった。テーマや世界観が重厚だがそれにもまして構成がいいと思った。

  • 海千山千の古美術商の騙し合いが面白かった。どうなっちゃうんだろうとドキドキしました。

  • いやー、面白かった!ラスト、久々に睡眠時間削って、一気に読んじゃいましたw 贋作制作とか、造詣深すぎっ!!いやいや、まったく興味深い一冊でした♪

  • 最後の最後までワクワクしながら読めましたが、謎解きの部分が自分にはイマイチふに落ちないような感じを受け少しだけ消化不良気味になりました。

    事件とはおよそ関係のない人物による書類の始末が、この事件の
    きっかけになるとは思いもしませんでした。

  • 4

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著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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