狐罠 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062648547

感想・レビュー・書評

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  • 旗師・冬狐堂こと宇佐美陶子。
    大手骨董・橘薫堂の橘からある贋作をつかまされた彼女は旗師としてのプライドのため、目利き殺しの復讐をすることに。
    元夫であるプロフェッサーD、謎の保険屋・鄭、潮見老人・・・。
    少しずつ計画が進んでいく中、ある殺人事件がなぜか関与し始める。
    陶子の復讐は成功するのか。
    事件の全ては30年前に起きたある事件から始まっていた。

    冬狐堂シリーズの一作目。
    専門知識が多々あるものの、それなりにわかるように書かれている。
    ないとわからないのだが、それらの文が少々長くなってしまっている気がする。
    陶子が少々自虐的な気もする。
    北森作品らしいトリックもあり。
    たぶん映像化は無理な作品。
    最後に畳み掛けるように一気に話が進むが、とりあえず完結してまとまってる。

  • 今まで読んだことがなかった骨董の世界を舞台にしたミステリー。
    ちょっと難しいところもあったけど、ミステリー要素も満載、最後にドンデン返しあり、となかなかエンタテイメントに富む作品。
    続編「狐闇」も楽しみ♪

  • 民俗学やら骨董やらが好きな人におすすめ。
    私はこの空気好きだな。

  • 骨董ミステリー。ちょうエンターテインメント。薬屋探偵とかじゃ物足りない人に。

  • 20080627
    10日間

  • 美術にも絵画にも骨董にも全く興味はなかったけど、最後まで飽きることなく読めました! 北森センセの作品は私には人物像が頭に浮かびやすく、頭の中で勝手に映像化して楽しんでます。(これでホントにTVでやったりするとガックシしちゃうんですよね笑)推理物としては、「ここをもっと追求すればいいんじゃないの?」と警察にアドバイスしたくなることもありましたが〈笑)おもしろかったのでまぁいいかな・・・・と

  • 2004年12月11日読了

  • 面白いんだけど陶子さんやっぱり軽率としか思えない。
    資格失うと先に知ってしまったのでアブナイ橋を危ないと
    知りつつ渡る彼女にどきどきしながら読んだ。
    面白かったです。

  • 面白かった〜!!

    骨董美術のことほとんど知らないけれど、ストーリー展開がとてもいいし、狐と狸の騙し合いやら殺人事件やら、どうなるの!?どうなるの!?

    約500頁あるけれど、本の厚さを感じさせないね。

  • 面白かった。読むのをとめられず1日で読んでしまった。北森鴻は初めてだったのだが、他の本も読んでみたい

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著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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