- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062705622
感想・レビュー・書評
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ミステリーランドでも信頼の有栖川ブランド炸裂!
堂々の本格です 完璧な謎解き恐るべし、目指すは刑事より、名探偵だね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童向けのミステリーなので、七不思議など子どもの興味を引く設定が面白かった。
刑事の卵とミステリー作家の卵の子どもたちが事件を解決してしていくというのが・・・児童向けたるところだと思う。
一緒に事件を解決していく感じが味わえて面白いのかな・・ -
ぼくたちが体験した光り輝くあの夏の冒険は、
大人になれば虹とともに消えていくのだろう。
それは七色にきらめいてうつくしい。
このミステリは子供と大人の差がよくわかる。
いつまでもわくわくできる心を身につけてほしい。
と、現代の若者たちに言いたい。 -
有栖川有栖の中でもいちばん最初に読んだ本。
最初に読んだのは小学校四年生のときで、高1になった今久しぶりに読んだけれど、相変わらず面白かった。
子供向けの語り口で、子供が共感できる内容だなあと思う。
私はすごく共感したし気に入った。 -
現実を見据え、それでもなお優しい視線と寄りかからない前向きさをもつべきとするやわらかな姿勢が、子どものために描かれたならそれはとても良質な物語になるだろうと常々思っていました。まさに期待どおり。推理小説の本質を、作中二宮先生が語るものとするならば、それは子どもたちに向けるべき物語となるからかもしれない。少なくとも、私は非常に納得しました。
潔癖なやさしさが根底にあるその世界をいいなあと思う。ミステリという死や絶望や崩壊を避けることができない世界に、どうしようもなく挫折や無力を抱え続ける人の業を描きながら、それでも一筋の救いとなるかも知れない希望や夢を見せてくれるから、私はこの人のミステリが好きです。この人の言葉が好き。
推理小説が好きな子どもだけでなく、推理作家になりたい子どもが増えそうです。
蛇足ですが、ミステリーランドの作品群って純粋に子ども向けというより、子どもの頃を思い起こしてこんなの読みたかった、というノスタルジックな追想から綴られた風合いのものな気がします。子どもたちはどんなふうに感じるのか聞いてみたいなあ。 -
「小学生×夏休み×田舎」というわたしのノスタルジーをくすぐる設定。それも安定した面白さのミステリーランド作品ということで、期待通りの一作でした。奇抜なトリックがあるわけでもなく、大どんでん返しがあるわけでもないけど、不思議な魅力がある。このミステリーランドの趣旨にとても合っている作品でした。
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作者独特のロマンチシズムが漂う。
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児童向け「ミステリーランド」(講談社)より。子どもたちが夏休みに田舎へ行き、そこで起こった殺人事件を解決するという話。地図付きで子どもが喜びそう。読みやすいし、七不思議など小技も効いていて良い。
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残念ながら推理できず答を読んでしまった。