虹果て村の秘密 (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
3.43
  • (34)
  • (83)
  • (178)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 563
感想 : 101
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705622

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ミステリーランドでも信頼の有栖川ブランド炸裂!
    堂々の本格です   完璧な謎解き恐るべし、目指すは刑事より、名探偵だね

  • 児童向けのミステリーなので、七不思議など子どもの興味を引く設定が面白かった。

    刑事の卵とミステリー作家の卵の子どもたちが事件を解決してしていくというのが・・・児童向けたるところだと思う。

    一緒に事件を解決していく感じが味わえて面白いのかな・・

  • ぼくたちが体験した光り輝くあの夏の冒険は、
    大人になれば虹とともに消えていくのだろう。
    それは七色にきらめいてうつくしい。
    このミステリは子供と大人の差がよくわかる。
    いつまでもわくわくできる心を身につけてほしい。
    と、現代の若者たちに言いたい。

  • 有栖川有栖の中でもいちばん最初に読んだ本。
    最初に読んだのは小学校四年生のときで、高1になった今久しぶりに読んだけれど、相変わらず面白かった。
    子供向けの語り口で、子供が共感できる内容だなあと思う。
    私はすごく共感したし気に入った。

  • 三浦しをん「三四郎はそれから門を出た」から。ミステリーランドシリーズ。このシリーズ、全部読んでみようかな。子どもの頃だったら、夢中になって読んだろうな。定番の推理物って感じで、まぁまぁ面白かった。でも記憶には残らないだろうな。

  • 現実を見据え、それでもなお優しい視線と寄りかからない前向きさをもつべきとするやわらかな姿勢が、子どものために描かれたならそれはとても良質な物語になるだろうと常々思っていました。まさに期待どおり。推理小説の本質を、作中二宮先生が語るものとするならば、それは子どもたちに向けるべき物語となるからかもしれない。少なくとも、私は非常に納得しました。

    潔癖なやさしさが根底にあるその世界をいいなあと思う。ミステリという死や絶望や崩壊を避けることができない世界に、どうしようもなく挫折や無力を抱え続ける人の業を描きながら、それでも一筋の救いとなるかも知れない希望や夢を見せてくれるから、私はこの人のミステリが好きです。この人の言葉が好き。
    推理小説が好きな子どもだけでなく、推理作家になりたい子どもが増えそうです。

    蛇足ですが、ミステリーランドの作品群って純粋に子ども向けというより、子どもの頃を思い起こしてこんなの読みたかった、というノスタルジックな追想から綴られた風合いのものな気がします。子どもたちはどんなふうに感じるのか聞いてみたいなあ。

  • 「小学生×夏休み×田舎」というわたしのノスタルジーをくすぐる設定。それも安定した面白さのミステリーランド作品ということで、期待通りの一作でした。奇抜なトリックがあるわけでもなく、大どんでん返しがあるわけでもないけど、不思議な魅力がある。このミステリーランドの趣旨にとても合っている作品でした。

  • 作者独特のロマンチシズムが漂う。

  • 児童向け「ミステリーランド」(講談社)より。子どもたちが夏休みに田舎へ行き、そこで起こった殺人事件を解決するという話。地図付きで子どもが喜びそう。読みやすいし、七不思議など小技も効いていて良い。

  • 残念ながら推理できず答を読んでしまった。

全101件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

有栖川有栖の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
畠中 恵
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
加納 朋子
はやみね かおる
伊坂 幸太郎
ZOO
乙一
有栖川 有栖
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×