- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062705622
感想・レビュー・書評
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子供向に書かれた本だけど、大人が読んでも十二分に楽しめる。(私の精神年齢が低いだけ?)
読了感も良く、作者のあとがきを読んで、じーんときてしまった。これから有栖川有栖氏の追掛け開始! -
子供向けということであっさりだったけど正統派ミステリー。
あとがきの惚気がほほえましい。 -
かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランド。欲しいと喚いていたわりには、ようやく今頃読み終えた。
言うても児童向けなので、漢字全部にフリガナ付き。とっても親切。
推理展開とか、あっさり進んでこれもまた親切。物理トリックとか、刑事が子供の謎解きをあっさり認めているあたり笑える。
でもミステリとしてロジックはあったのでよし。
ただ、児童向けを意識しすぎてないかと思わせる部分が気になったけど。(環境問題とか、道路建設とかさ。)
ちなみに、高柳にしては珍しく今回はあとがきを読んだ。
そこから抜粋。
私は男です。
わはははは。そらそうだ。まずそこから断っておかないとね。アリスって音だけ聞いたら、明らかに女の子だものね。
何であとがきから抜粋かってと、ここに一番受けたから。
どうでもいい話だが、「有栖川有栖」の名を打ち出すときに、「有栖川有栖川」と打ち出して、最後の「川」を消す方法を取っている人間は少なくないと思う。
03.12.10 -
図書館にて借りる。
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ずっと本棚の肥しになっていたのを、ようやく読みました。
話も面白かったし、子どもたちに向けての著者の思いが込められているのを感じられた。 -
子供向けの易しいレベルのトリックだけど、さすがです。ミステリの萌えポイントてんこ盛りに詰め込んできましたね。(村の地図、密室殺人、密室のトリックの図解、回文、村に伝わる伝説…他にもあったかな?)
日常の謎ではなく、きちんと殺人事件を起こしてロジカルに解決へ導くところも、有栖川先生らしいなぁ、と思いました。 -
ストレートですが手加減してきたなぁという感じ。ミステリーランドの趣旨には良く合ってると思う。
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謎を解くための矛盾が示される正統派ミステリ。自分で謎を解こうと考えて、解答を知った時のああ、そこか!っていう気持ちよさを知ってもらいたいと作者が考えて書いたんだろなあ。