天狗風 霊験お初捕物控(二) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.68
  • (230)
  • (342)
  • (556)
  • (15)
  • (2)
本棚登録 : 2733
感想 : 184
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732574

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まさに宮部みゆきで面白かった。
    しかし、登場人物というか美醜に拘る女性像がテンプレートな気がして、そこが気になった。中高生の時代「学年で一番可愛い(美人)な子」というお題で女子があげる子と男子があげる子は違わなかったかい?自分がすごく美人だと思う憧れの芸能人を男友達に「女子が好きな芸能人ってケバくてキツそうだよな〜」とバッサリ言われた事がありませんでしたか?と私は彼女たちに言いたい気持ちでいっぱい。誰かの萌は誰かの萎えなのですよ。拘っても仕方ないのです。
    あと、ついに時代小説にも「南蛮人の血が入った美少女」という設定でハーフが出てきてビックリした。ハーフはやってますね!

  • お初の相変わらずな霊感とお転婆と気の強さに微笑みながら読み進めたい…ものの、おどろおどろしい物の怪の描写にハラハラしつつ、手に汗握りながら読了しました。彼女を取り巻く人達はみんな気のいい人で、この人達に囲まれている限りは大丈夫だ、となぜか勝手に確信してしまいます♪鉄が可愛くて愛おしくて…最後帰ってきた時は目頭が熱くなりました♡右京之介は少したくましくなって、お初との今後が楽しみなのですが…かなり長い間続編が出ていないようなので微妙なんでしょうか(´・_・`)

  • 2015/1/15
    最後泣いた。宮部さんは優しいなぁ
    矢が姉妹屋に射込まれたときが圧巻。
    加吉さんかっこいい!って声が出たわ。
    あとお初がめっちゃ怒ってたのもそう!そう!!!って思った。
    こんなひどいことがなぜできるんだ!ちきしょー!許せん!ってなる気持ちがすごく理解できるし、その時の反応の中で一番理想の自分が取りたい反応なんよね。
    泣いてたら王子様が助けに来るんではない、「くそったれ、絶対に捕まえてやる」って飛び出して行きたい。私も。
    おもしろかった。

  • 安心して読めるけど、ファンタジー色が強くてあまり好みではない。

  • 長かったけど面白かった(^◇^)
    お初と右京之介の今後も気になるし、続いて欲しいシリーズだけど無理みたいなのが残念で仕方がない。

  • 再読。江戸人情捕物ファンタジーとでもいうようなお話で、1997年11月に出ましたから、16年にもなりますが、とっても楽しくて、面白いです。猫の鉄が好きで、彼のファンです。

  • 再読。時代物の中で描かれる超能力とファンタジーはしっくりとくる取り合わせ。でもテーマが外見の美への執着と嫉妬心っていうのがなんだかいまいひとつインパクトに欠ける。「外見より中身でしょ」と迷いなく断言できる人には共感しづらいと思う。へたれな右京之助が「お初どのは誰よりも美しいですよ」なんて真面目に言うあたりが「頑張れ」って背中を押したくなる。宮部さんの作品にしてはこの恋愛になりそうなならなさそうなジレジレしたところは珍しいかも。猫の鉄は名脇役で作品を盛り立ててくれた。シリーズのレギュラーになってほしかった。

  • 素直に面白かった( ´ ▽ ` )ノ。
    宮部みゆきピーク時の一作。
    キャラクター、ストーリー、設定、どれをとっても申し分なし( ´ ▽ ` )ノ。
    大江戸Xファイルだね( ´ ▽ ` )ノ。
    シリーズ物の弱点で、前作から間を置くとやや人物関係が分かりづらいけど(>_<)。副主人公の若侍が算学の天才という設定も、本作では全く無意味になってるしね。
    長いといえば長いけど、さらっと読める( ´ ▽ ` )ノ。
    冒頭から結末までファンタジーに徹してるから、「普通の時代小説」と思って手にした人は唖然とするかもね( ´ ▽ ` )ノ。
    ラスト、天狗が改心しないままというのは、スッキリしないけど現実的だね( ´ ▽ ` )ノ。げに恐ろしきは女の嫉妬......

  • だいぶ前に読んだ本。
    二人の関係が可愛くてついつい読んでない本が手元にないと、読んでしまう。

    右京之介さまはしっかりしてきましたね~


    続編読みたいです。

  • ご近所作家の宮部さんの作品
    六蔵の娘 お初の捕り物話

全184件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

宮部みゆきの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
宮部 みゆき
宮部 みゆき
宮部 みゆき
宮部みゆき
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×