- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062738163
感想・レビュー・書評
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しっとりした雰囲気がとてもよかった。
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海・島に住む人・にまつわるエッセイ。
言われてみれば山より海の文学ってあるにはあるが少ない。
「……海を見てると、いろいろ考えるのが面倒くさくなるんだよ、どうでもいいやと思っちゃうんだよ」 -
ぼんやりしたいときに読むと良さそうな本。表紙がなんかおっさんくさいのだけど、なにやらぽかーんとさした内容でよろしいと思います。
作家は書くことをいつでもどこでもやってるから、ここに書かれてる旅行も仕事&仕事の合間の出来事だから真似はできないけど、メンタリティはぜひ参考にしたい。
時間ができたら海辺でふらっと宿泊なんて、素晴らしいね。
やりたいこととやらなくちゃいけないことと、実はやらなくても良いことを上手に見極めて、にっこりして暮らしたいと思わせてくれる。
こんな四十代を迎えたいと思う。 -
旅の話あれこれ。
まじめな書きぶりで、落ち着いている。
情景が浮かんでくるようで、心地よい。
怪しい探検隊とは違った雰囲気。 -
2003年8月10日購入。
2004年7月13日読了。 -
椎名誠の私小説。海べりの町や島での体験を淡々とクールな文章で描いている。13の短編が収録されているんですが、どの話にもどことなく温かさと哀愁を感じる。
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男の優しさとはなんだろう。静かな日常とはなんだろう。旅ねずみの人生とはなんだろう。本当にこの人の書く文章からはこの人がにじみ出ている。タイトルセンスが大好き。
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椎名誠の旅日記、というか私小説という感じ。<br>
文章のそこここに感じるもの悲しさに、椎名さんは年を取ったんだなぁとしみじみと感じさせられてしまった。