鏡の中は日曜日 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.53
  • (72)
  • (153)
  • (218)
  • (22)
  • (11)
本棚登録 : 1428
感想 : 129
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751193

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 異形の館「梵貝荘」で起きた奇妙な殺人事件。その十四年後、現代の名探偵・石動戯作が、事件の再捜査に挑む。
    綾辻さんの館シリーズは十角館しか読んでいないのでパロディ云々はわからないのですが、結局、殺人事件の真相は例のエキセントリックな動機とやらでいいのでしょうか。それはちょっと、どうなんでしょう。
    「誰が誰か」の惑わしっぷりは素晴らしかったです。ただ、叙述トリックに拘るあまり他の部分が幾らか乱暴になっていると感じました。とってつけたというか、都合が良すぎるというか。でも綺麗に騙されて楽しかった。

  • ある豪邸で起きた殺人事件は居合わせた名探偵の華麗な推理で解決したかに見えた。だが14年後、改めて事件を再検証すると意外な事実が…というミステリ。だまされた。

  • 探偵が殺されると思ってたら…まんまと騙されました。

    さらに水城優臣が…だなんて。

    それにしても、30代中盤なのに、すごく若くて美人みたいにかかれてたけど、いったいどんな感じなんだろう…。現代なら50代だし…。

  • 長編1編と短編2編の構成。
    割りとトリックは小粒気味ですけど、いい雰囲気を楽しめました。
    短編の構成はありきたりですがぴりっと皮肉がきいてて心地よかったです。

  • 作者が使えるネタは1度きりでは、と思いました。

  • モノローグの視点、時間が入り乱れ(入れ替わりが激しく)、
    世界に入るのに、少し時間がかかる。
    えー、そうなのか。。。という結末。
    うーん、やっぱり殊能さんならでは、のツクリ。

  • 殊能将之さんの本は初めて読んだが、物語が収束していく過程は面白いと思った。

    ただ、読み終えてから名探偵が主人公なのに「あれ、推理はどこに?」みたいな感想を抱いてしまった。

  • 本編は名作だと思うが後日談がいまいち・・・。

  • 「完璧な本格ミステリ」という触れ込みに期待して読んだが、特にそう思わなかった。現在と過去が交錯する物語で、最初は、何か始まる。という感じがして面白かった。

  • 館が出てくるから どんなトリックかとわくわくしてたけど
    なんか 違うのね。

    騙されたけど、
    驚きはしなかったな-

全129件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2022年 『殊能将之 未発表短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

殊能将之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×