- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062752848
感想・レビュー・書評
-
「ワケあって庶務行員」恋窪商太郎の、仇敵への逆襲物語。
「最強の万年講師」田口公平、「鬱屈した警部補」合田雄一郎、「孤高のPRマン」岡坂神策など思い出す(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハードボイルド的な、完全にそうでもない感じが少しイライラしてしまった。ドラマ向けな話の内容で、小説として中身の濃いものではない印象。
-
1812 銀行内の不正に立ち向かう話。分かりやすく程よい緊張感で読み易いが、ラストになって急にあっさりなのが残念。
-
前職を追われた経緯をひっぱるだけ引っ張っておいて、最後はなんだかあっけない終わり方だったなぁ。もっと悪者を懲らしめた方が、池井戸潤の小説らしいのになぁ。
-
★4.5
半沢直樹、花咲舞のビッグネームではない、池井戸初期の金融ミステリー。
かつてのエリート銀行員が挫折、しがない庶務行員で働く二流銀行で、新米融資係とともに不正解決にとりくむうちに、かつての仇敵と対峙することになる。
ヤクザとか、殺人になるとかは安易に思うが、なかなか経理会計とか金融に関わった人間ならば楽しく読めるお話。主人公の昼行灯設定が、いかにも「必殺仕事人」じみていて、胸がすく。後半の畳みかける展開から目が離せない。一気に読んだ。 -
あぁ〜すっきりした(^^)
池井戸潤作品の良いところは正義は勝つ!ってところですね。
本作も謂われもない罪でエリート銀行員が地方銀行の庶務行員となり、新しい一歩を踏み出した矢先に、元ライバルから電話が再び運命を揺るがすことに。 -
庶務行員という職種も初めて知りました。
出世の世界から離れた職で銀行員の面白さからは離れた職種なのでしょうけれど、その人の人間性、知識や視野の広さから、若手営業マンや旧職場の部下からも頼られる姿はとても素敵。
本人の知識や知恵で広がる世界もあるのかなと思うと、自分も頑張りたいなと思えた。
恋窪さんにもあこがれるが、彼を慕う若手や友人たちにも愛すべき人が多くて、楽しく読めた。
小さな話それぞれも面白く、大きな流れとしてつながって、池井戸ワールドの面白さにはまりました。 -
恋窪商太郎は大手銀行のエリート銀行マンだったが、ある策略に嵌められて職を負われる。小銀行の庶務行員として働きながら、銀行の内部問題を解決して行く連作短編小説から自分を追い出した行員を追い詰める流れへ。
そんな感じだったかな?
ちょっと前に読んだのでうる憶えです。 -
地銀の庶務行員、実は元都銀エリートで組織と戦った末に立場を奪われた主人公がかつて戦った巨悪に挑むストーリー且つ短編集。設定は違えど半沢直樹シリーズがデジャヴる。
-
そこまで執着するかな・・・と思いながら初めは読んでいたが。
本編っぽい話に入ったあたりからメキメキ面白い!!
けっこう古い話だけど、古いを感じさせないねえ。
河野さんに何事も起きなくて本当によかった笑