竜の柩(1) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754644

感想・レビュー・書評

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  • 未読。

  • TVディレクター九鬼虹人は、古代日本に栄えた文化の痕を辿りながら、次第に世界文明の謎を解き明かしていくことになる。西洋では悪魔・東洋では神と称される竜から始まり、彼らの壮大な旅がやがてキリスト教や日本神話、そして古代神々の戦いを解き明かす。

    真面目な神話(遺跡)考察を基にしたミステリーかと思ったら、巻を重ねるごとにタイムスリップなんかも起きてきてよくわからなくなる(笑)ものすごいSFだった。
    じっくりと読めばツッコミどころもたくさんあるのかもしれないが、いつの間にか納得させられているほどの説得力がある。その構想力に脱帽。

  • この小説を読んで、高橋克彦という作者の本を読み始めるようになった。

    この本に惹かれた理由は「龍」のお話?と思ったからなんですけど。。。

  • 随分前に買い揃え始めたのだけど、ようやく読み始めた。それでも、まだ第3巻が入手できてない。まっ、そのうちどっかにあるさ。んで、中身だが・・・。え?龍が○○○○だって?へ? 筍?なんのこっちゃ?なんだかなぁ。龍という漢字の持つ様々な意味から、なにやら難しい事を類推したり。歴史のお話にふかぁぁぁーく入っていったり。時には宗教談義に熱中したり。ともかくそういう部分が多い。物語の途中で急に「はい、でわ教科書開いてぇ。そこ読んでぇ。意味わかったね。そんじゃ次いくよ」って言われてるみたいで、勉強の嫌いなわたしはついぞ眠くなってしまう。ま、でももう少し読み進めるともっと面白くなってくるのだろう。第二巻で面白くなって欲しい。でないと3巻が手に入らない今の膠着状態のまま終わってしまいそ。

  • ノン・ノベルで読んでいたけれども、カヴァ無しなので講談社で。

    壮大な、壮大過ぎる「竜」を巡る物語。
    もの凄く長いけれど、難しすぎない文体なので気軽に読み進められる。
    高橋克彦の良いところは、難解すぎないことじゃないかなぁ。
    荒唐無稽な感も漂うけれども。

    ノン・ノベル版読者なので、講談社のは続編まで含んでるのかどうかが謎だが、ラストは苦しさとじんわり感があったな……。

  • 伝奇もの?、かなり壮大に描かれている。
    もし今読み返したら、いろいろつっこみたくなるだろうが中高生あたりで読むと楽しめるんじゃないだろうか。(別に大人向けじゃないと言ってるのではなくて生半可に知識があると、その説は無茶すぎ。とか言いたくなるかも)

  • 2008/06/25読了
    民俗学系の薀蓄が面白い。トンデモ話も相当面白い

  • 九鬼虹人の解き明かす歴史の謎と迫りくる敵の存在。
    歴史の謎はとんでもない方向へと虹人を導く!

    とにかく虹人とその仲間達が魅力的ですv

  • とにかく面白い。

    すっごくハマッて、何度読み返したかわからないくらい大好き。読み出したら止まらない!!

     「神話」「SF」「ミステリー」「遺跡」・・・私の好みが全て詰まったツボ中のツボ!

     作者の推論がかなり入ってる(そこが面白い!)ので、「神話」が好きで頭の軟らかい人にはかなりオススメ!

  • 世界各地に散らばる龍伝説の謎を追い求めるうちにとんでもない仮説が実証されていく!!
    第1巻はヒノモト編です。
    津軽、諏訪、出雲を旅し龍に近づくにつれある組織が妨害を企ててくる!!そしてついに龍に辿り着いた!?

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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