人間は考えるFになる (講談社文庫)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756860

感想・レビュー・書評

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  • 非常に内容が薄いと思う。

  • 森「初めから考えて決めて書いていくより、こう相手がでてきたらこう、こう考えてきたらこう、というふうにその場で相手のベクトルを利用して切り返したほうが、切れ味が良くなると思います。」

  • 哲学者 土屋 賢二と小説家兼某国立大学工学部助教授 森 博嗣の対談本

    タイトルは、哲学の名言「人間は考える葦である」(パスカル)と、森博嗣の代表作(兼デビュー作)の「すべてがFになる」からきたものだろう。
    土屋 賢二の自虐と森博嗣の冴えた常識はずれの対談で、瞑想した対談。土屋 賢二の一貫したダメっぷりはいつものエッセイ通りなのだけども、森博嗣の饒舌ぶりはエッセイとは違って興味深かった。

    森博嗣が土屋 賢二に小説の書き方をレクチャして、ふたりでそれぞれ短編小説(ミステリィとミステリ)を描くという体になっている。

    土屋 賢二も小説は見事にダメで、おそらくこれはダメなものの集大成/具現化という感じで、お見事というしかない。
    狙ってても計算づくでもこんな表現はできないのではないか?

    森博嗣の発言や短編も、見事に期待の斜め上をいくもので楽しかった。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    文系教授(哲学)・土屋賢二と理系助教授(建築学)・森博嗣。発想も思考も思想も性質もまったく異なる2人が、6回にわたって行ったトークセッション。小説の書き方から大学の不思議、趣味の定義、友人は必要なのかという根源的な問いまでを軽妙かつ神妙に語りつくす。読むと学びたくなる絶妙「文理」対談!
    ———————
    【目次】
    絶妙「文理」対談
    ・教授・助教授「書く」語りき
    ・大学はやっぱりミステリィ
    ・趣味は工作、コンピュータ
    ・友達は必要か!?
    ・(売れる)ミステリの書き方)
    短編小説
    ・消えたボールペンの謎(土屋賢二)
    ・そこに論点があるか、あるいは何もないか―Here is a talking point or nothing.(森博嗣)
    文庫版あとがき
    ・対談の成果(土屋賢二)
    ・対談の思い出(森博嗣)
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  • 森博嗣氏と土屋賢二氏の対談を本した作品。

    読んでてこの二人が友人になることはないんじゃないのだろうかと思ってしまった。
    それくらい噛み合わない。

    まぁある意味ぶつかることもないだろうから、そういう意味では気楽な関係なのかな。

  • 全体の四分の三を占める対談部分は可もなく不可もなく。いつも通りの森博嗣と初めての土屋賢二(だっけ?)。土屋さんの印象はあまりよくなかった。なんだろ、自虐風冗談があまり好きではないからかな。

    しかし、残り四分の一の部分、土屋さんの書き下ろし推理小説がかなり面白かった。土屋さんが哲学ミステリィシリーズを執筆したら、僕は間違いなく買って読み、哲学科に転部もしくは再入学したくなるだろう。

  • 対談になると、この二人の面白さはどうだろうと思ったけど、意外とすんなり楽しめた。若干、森センセの方が引き気味だったかな?

  • 二人の本、読んでないけどある程度楽しめた

  • その通り!

  • 二人とも好きなんだけど、対談はずっと平行線だし、特に新しい発見はなかったな。森博嗣のエッセイはハズレが多いという印象。

  • 森氏「友達なんて少なくていい」
    そのとおりだと思う。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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