日暮らし(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.99
  • (207)
  • (303)
  • (205)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 2169
感想 : 106
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762045

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • j情景の表現が藤沢修平に似てきたかも???

  • 読了、下巻へ続く

  • じわじわと面白くなってきた。

  • タイトルでもある、「日暮し」の章の途中までのお話。
    「ぼんくら」で出てきた、井筒平四郎、頭の切れる甥っ子の弓之助、
    昔の鉄瓶長屋の差配人だった久兵衛、湊屋などなど、オールスターが出てくる。

    今回の章の見どころは、佐吉の母親葵が殺された。そのそばには、行方不明と知らされていた、葵の息子である佐吉が!? 本人の話では、殺していないという。ではいったい犯人は誰なのか??井筒平四郎は、面倒臭がりながらもしっかり、様々な人から情報を仕入れ、誰が葵を殺したのか、なぜ殺したのか、原因を探していく。そして、話は、「日暮し 下」に続いていく。

  • 葵のイメージが変わって来て、親子の対面を期待して手に取った中巻。巻末背表紙の解説を見てがっかり。内容知りたくなければ読まなければと言われればそれまでだけど、この解説はどうなのよ?上巻の短編を伏線として回収しつつ、謎が深まる本編が秀逸なだけにとっても残念。

  • 「上」参照

  • 長編小説らしく展開してくる。
    葵が殺され、佐吉が犯人とされるが、真犯人を探し始めて、下巻へ。

  • ラノベでよくあるような、弓の助のとんでもない美形ってどんなだ。

  • 派手な商売をしていたおみねが幸兵衛長屋から逃げ出し、
    お徳の煮売屋に料理屋の料理人・彦一が通い始めた頃、
    葵が殺され現場に居た佐吉が下手人として捕らえられる。
    湊屋のはからいで佐吉はお咎めなしで帰されるが、
    平四郎と弓之助は真相を探り始める。

    お徳はどれだけ人が好いんだろうとか
    でも商売が広がってよかったと
    弓之助とおでこのコンビの描写がほほえましいとか
    おとよ良かったねとか色々ありますが、
    この巻は葵の事件に始まって、湊屋総右衛門と平四郎との会談で終わります。
    お徳のお菜屋も葵の事件の真相も、
    種が蒔かれて少し芽が出たぐらいの感じなので
    このまま一気に下巻まで読むべし!です。

  • ストーリーはゆっくりと進んでいく。前にも述べたがこのスピードは嫌いではない。文章に味がある。
    “ぼんくら”のレビューでも書いたが、本当に登場人物にも味があり、そこがまた魅力でもある。

全106件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

宮部みゆきの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×