同期 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1812
感想 : 148
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771733

感想・レビュー・書評

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  • 公安絡みだからかちょっと話が複雑だった。
    クスッと感もあまりなかったー。
    今野サンのシリーズは二作目からどんどん面白くなっていくのですぐに欠落読みまーす。

  • 今野警察小説初読。
    「米国」の思惑と「八十島先生」との対立点が、ほとんど説明ないので、動機の面でのスッキリ感がなかったですが、警察官同士のやりとりは面白かったかな。

  • 「同期」シリーズ一作目。捜一と公安、同期生だが別々の道を歩む二人の青臭い友情が堪らない。主人公の宇田川が作中で著しく成長してゆく様子も、それを見守るベテラン陣の懐の深さもこれまた堪らない。今野さんの本は二冊目だが、兎に角キャラクター造形が魅力的なのでどんどん物語に惹き込まれる。思わず一気読み。警察エンタメ小説の王道的なストーリーだが、やはり手に汗を握ってしまう。二人の友情が行き過ぎに思えなくもないが、同じ組織にいる仲間の存在がいかに心強いか大人になると良く分かる。続編も是非読みたい。

  • 警視庁捜査一課の宇田川は現場で発砲されるが、突然現れた公安所属の同期の蘇我に救われる。数日後、蘇我は懲戒免職となり消息不明に。宇田川は真相を探るが、調べるにつれ謎は深まる。“同期”は一体何者なのか?組織の壁に抗い、友を救おうとする刑事の闘いの行方は!?

  • 展開が面白い
    それだから、最後の一件落着にもう一味ほしくなってしまう

  • 今野敏、さすがの安定感ですね。宇田川と蘇我もいいけど、植松と土岐に共感してしまうのは自分が多分同じ世代だからなのかもしれないですね。

  • 警視庁捜査一課の宇田川は、同期で公安に所属する蘇我が懲戒免職になったと知らされ、驚く。
    奇しくもその3日ほど前、その蘇我に危ないところを救われたばかりだった。
    蘇我の消息を追おうとする宇田川に、上から圧力がかかる。
    蘇我はいったい、なにをしたのか?
    やがて。宇田川が捜査に加わる事件に蘇我の影がちらつき始める......!

    2016年8月28日読了。
    数多くのシリーズを持つ今野敏さんの新シリーズです。
    宇田川は32歳、公安に引っ張られた同期の蘇我に置いて行かれたと焦りを覚える野心を抱く若手刑事。
    ですが。植松と土岐というベテランで、これまた同期である2人の先輩との出会いが少しずつ彼を変えていきます。この過程が今までになく面白かったです。
    植松と土岐がまたいい味を出していて、ぐんぐんと引き込まれていきました。
    既に次作の連載も始まっていて、植松と土岐も登場しているとのこと。そちらも楽しみです。

  • 警察小説の第一人者今野敏の同期シリーズ。隠蔽捜査やSTシリーズもとても楽しかったけど、今回のこのシリーズも期待出来ます。宇田川と蘇我、同期の二人は全く違う性格の二人で、配属も刑事と公安。ライバルであり友人である「同期」という言葉がアイコンとなる全て相反する事に対する戦いのシリーズなのかもしれない。

  • 思い入れがわざとらしい感じもするけど、
    テンポよく楽しめました。

  • 宇田川も蘇我もなんて熱いのだろう。
    土岐さんも好き。
    組織も人なんだ、と信じたくなります。
    面白かった。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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