影法師 (講談社文庫)

著者 : 百田尚樹

• 講談社 (2012年6月15日発売)

感想・レビュー・書評

[jinchangさんの感想 · 2020年9月19日]

国と友と愛した人のために全てを捧げた武士の話。
最後の章では疑問が解消されて、感動が止まらない。

[松影 倫明さんの感想 · 2020年9月10日]

主人公の成功の裏には親友磯貝彦四郎の自己犠牲が隠れており、悲しくも美しい話。

容疑者xの献身に重なる印象を受けた。

[hanaさんの感想 · 2020年8月28日]

とても面白かった。一揆のところとラストで泣いた。
とても面白かったけど、題名が影法師ってのがどうも、、、もっと蝉時雨みたいなキレイな題名が合うのに、と、影法師の類似語を検索してしまった。ストーリーを考えると影法師でいいんだけど。

[みーこさんの感想 · 2020年8月27日]

序盤は登場人物を整理するのに苦労したが、あるところを過ぎたら時間が過ぎるのを忘れるくらい夢中になって読んでいた。
彦四郎と勘一の友情の物語と言ってしまってはあまりに薄っぺらく、この本のよさがなくなってしまう。だれかのために自分の命を捧げる覚悟をし、相手に決してバレることなく、まさにタイトル通り影法師となってその人を活かし続けた姿に感動した。
世の中、表に出る人が注目されがちだが、光は浴びずとも陰で支える人が確かにいるということを再認識した。

[Putin さんの感想 · 2020年5月4日]

エンディングでは鳥肌たってしまいました。

[つばきさんの感想 · 2020年1月27日]

階級社会の不条理な武士の世界で、覚悟をもち行動する男たちの姿がありありと描かれている。
彦四郎は自分の人生を犠牲にしてまで友のために生きた。
しかし彦四郎が敷いた軌道に主人公がうまくのれたのは彼の誠実さが故。
2人の力で彼らは偉業を成し遂げられたのだと思った。
影法師‥"光が当たってできる人の影"
ここでは主人公の竹馬の友、彦四郎を指していたんだ。
最後に題名の意味がわかった。


ちょっとできすぎ‥？

[しゅりさんの感想 · 2020年1月13日]

百田さんの作品を読むのは「永遠の0」に続き2作品目。
読ませる力の強さには脱帽します。

あらすじや内容についてはたくさんの人が書いている通りなので省略。
皆が一目置く凄い人がどうしてそうなってしまったのか、を、所縁の深い人の目線で追いかけ、最後にネタバラシをする、という構成は永遠の0と通ずるものがあるなと感じました。どうして、どうして？と、追っていくうちにあっという間に読み終わります。

[takahirokazamaさんの感想 · 2019年4月12日]

まさに表題が物語の全てを表している。大どんでん返し。映像化されても良さそう。

[前太ハハさんの感想 · 2019年4月11日]

友情と義を貫くために自らを犠牲にした男の物語です。
時代小説を読むと、その理不尽さに腹が立つことが多いのですが本書も同様で、とても切ない気持ちになりました。

とても面白かったのですが、男の友情を描いた青春小説という位置付けで読み進めていたところ、最後に、実は友情だけでなく恋心も大きな動機になっていたことが判明。
まあそれでもいいのですけど、私の中では友情だけで終わりにして欲しかったかも。ちょっとガックリ・・・

[masa57さんの感想 · 2019年2月25日]

最後の真実、インパクト強すぎ！

著者プロフィール

「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」