- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062774239
感想・レビュー・書評
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何年かに一度はこういう本を読みたいなと思った。
猫そんな好きじゃないけど、この本の影響か、帰省した際、実家の猫をいじり倒してしまった。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
ようこさん『猫のあしあと』のレビューから、フォローさせてもらいました(^_^)『猫のあしあと』のレビューから、フォローさせてもらいました(^_^)2013/01/21
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町田康さんの猫への愛に泣けた。
面白おかしく書いているが、こんなに沢山の、しかも病気を持った猫を受け入れるという事は普通はできない。
我が家にも1年目になる猫が1匹いるが、よりその猫へ愛情を注ごうという気持ちになった。 -
町田さんの猫ちゃんへの愛が伝わって好きなシリーズ、第二弾。
面白いことはとことん面白く、悲しいことは時系列で記録。
町田さんならではの視点と文体がやみつきになる。
本作はまた新たに保護猫家族が増える。
『ヘッケの家族なら預かりたい』という意向を無視してどんどん連れてくるボランティアの方(笑)
最後の解説で動物愛護団体の友森さんが『こいつ濃い目の猫いけるな……と見たら、行き先のない厄介な猫を預けに行く』と書いておられた通り、町田さんはヘッケに似ていないとわかってもどんどん預かりお世話をしていく。
根っからの猫好き、猫愛を感じてたまらなくなる。
町田さんの元に行った猫ちゃんは幸せだろうな。
この文庫の単行本は2007年に刊行されており、2022年の今はこの時から15年経っているというのに、保護猫・保護犬の減らない現実……。
活動も未だにボランティア団体を頼るしかないという事に愕然とする。
人間のエゴで飼われて捨てられる、勝手に増やされることが本当にもう終わって欲しい。
猫ちゃん1頭の命を自分の命と同等に、いやそれ以上に扱う町田さんに惚れる一冊。 -
深い愛情と、小さな命に対する敬意をすごく感じる。
生きているだけで尊くて、つらくても苦しくても生きることだけは諦めちゃダメ。
町田さんのユーモアもありお涙頂戴にならないから、抵抗なく優しく心の琴線に触れて、涙が止まらない。
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この本はユーモアがあり楽しめました。猫の死の記述もあります。
ただ自分は猫を保護することに対して「保護」と「拉致」を区別しています。辞書で「拉致」とは、ある個人の自由を奪い、別の場所へ強制的に連れ去ることです。
怪我をしてたり、親のない子猫であれば「保護」になるが、それ以外は「拉致」なのではと思ってしまいます。
親兄弟がいるのに突然離され、寂しさと心細さと恐怖の中、見知らぬ場所で「ほらご飯だよ」「温かい(涼しい)部屋だよ」と言われたところで幸せに感じるのか。
自分が外で生まれた猫なら、例え病気をしても、腹ペコであっても、寒くても、短い猫生であっても兄弟と知り尽くした場所で春夏秋冬、自由に暮らしたいと思ってしまう。
目も開かず、臍の緒をつけたまま1匹で鳴いてる赤ちゃん猫を保護しました。ミルクで育て現在1才、膝の上で寝ています。母猫がいるのに持ち帰るのは拉致、1匹だけなら死んでしまうので保護だと思っています。この子が先住猫ととても楽しそうにじゃれあったり、飛び跳ねながら育った姿を見て、保護というそれらしい言葉でむやみに親兄弟を引き離してはいけないと思った。 -
町田康の猫との生活記第2集。やっと文庫になったので。今回は主に保護した野良猫達の話が中心。この人の猫に対する目線が良いな、といつも思う。
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ウメチャン
と書かれた写真を見て
哀しくなる
生きるのは哀しい
それが良い悪いではなく -
保護団体から預かった猫のウメチャン、13年一緒に暮らしたゲンゾーが死んでしまった。
愉快な猫エッセイかとおもいきや、前著「猫にかまけて」でも22年一緒に暮らしたココアが死んでしまうなど、このシリーズは猫の死が多く、面白い話も多いけれど大変に悲しい気持ちにもなる。がやっぱり続編が読みたい。 -
何でねこ好きの人って、ねこに屈服したい願望があるんだろうね。何をかくそうわたしもそうです。
最後ちょっとないた。