- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062779890
作品紹介・あらすじ
地の底で待つ謎と恐怖と驚愕の結末とは何か?
シェルターに逃げ込んだ初対面の人々の間で、なぜ連続殺人は起こるのか?
仮面姿の奇っ怪な死体、不可解な連続密室殺人、ひとりずつ殺されていく生存者、待ち受ける驚愕の結末。
解説 篠田真由美(」建築探偵桜井京介の事件簿」) 装画 村田 修
三津田信三の創りだした異世界極限状況編! ホラーとミステリが融ける。
目覚めた場所は硬くて冷たい床の上だった―。「私」は自称ミステリ作家の富豪、火照陽之助の屋敷を取材する。目当ては庭の迷路に隠されたシェルターだったのだが……。そこで発生する極限状況下の連続密室殺人事件。地の底で待つ謎と恐怖と驚愕の結末とは何か? 「作家三部作」に連なるホラー&ミステリ長編。
感想・レビュー・書評
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設定は面白くて、蘊蓄も自分の方向性とは違いますが.まぁ楽しめました。
ただ結末があまりにあまりじゃないですか。この手の小説に慣れてない人を放り投げて、?マークが飛びかうだけ。
作者も編集者(本物の)ももう少し考えてくれても良かったのでは。分かる人だけ分かってじゃす不親切でしょ。
この人の作品は好きなものが多いですが、これな少々いただけません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シェルター 終末の殺人
零
一日目
二日目
二日目/午後
三日目
三日目/午後
四日目
四日目/午後
五日目
五日目/午後
六日目
七日目
八日目
八日目/続き
何日目?
終末
再び零
東京創元社「シェルター 終末の殺人」 2004年5月
解説 篠田真由美 -
ちょっとコメントしづらい作品
読者に考えさせるという点では成功しているのかもしれないけれど、解説が欲しい… -
2020.3.23~スタート
2020.4.11読了
2020年の⑥ -
「シェルター 終末の殺人」
作家三部作に連なるホラーアンドミステリ長編。
三津田信三作品を初読了。果たして一作目はこれで良かったのだろうか。
主人公は、三津田信三。元編集者で現在ミステリ小説を書いている。彼が構想していた小説「シェルター終末の殺人」執筆の為、火照陽之助の屋敷を訪れていた。その時、稲妻かオーロラか異常事態が発生する。三津田はその他の見物人と共に核シェルターに逃げ込み危機を脱したかに見えたが、そこで連続密室殺人事件が起きてしまうというストーリーです。
クローズドミステリーに注目する前に目につくのが情報(ウンチク)の量。火照陽之助の屋敷の生垣の描写では、S・キング「シャイニング」に始まり、映画版シャイニング、キング自ら脚本を書いたTVミニシリーズまでに派生し、シェルター外で起きたと思われる核爆弾に関する描写では放射能に関する知識が膨大に盛り込まれています。シェルター内では、火照の膨大なビデオコレクションに加え、小説と映画では犯人の隠し方は違うやん?みたいな話を星影と三津田で始めてしまう始末。後者に至っては、2人の熱い会話は、数ぺージに渡り、もはや本書のハイライト。
その情報(ウンチク)は、連続密室事件の真相を追求する三津田と星影の推理にも活かされながら進んでいくのですが、肝心の謎は好みが分かれそう。解説の篠田氏の私的三津田ベストランキングでは1位を争う何度も読みたくなる小説らしいですが、私はその面白さをかみ砕けなかった。
果たして、三津田作品の1発目は本当にこれで良かったのだろうかw -
なんじゃそりゃ。
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途中で飽きちゃったし、結末もあんまり好きじゃないかな
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密室がアホみたいに出てきてワクワクしまくりだけど、真相がこれじゃあね…
別に機械的トリックを否定するわけじゃないけど、メインのネタがアレなんだから、ここはもう少し力入れてよ…と。
メインのアレだって否定するわけじゃないけどさ…ここまで冗長に書くだけのネタでもないでしょうに…